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2012年09月25日

◆くるめ食育フェスタ2012 ~いただきます2~

9月29日(土)10時~久留米市百年公園リサーチパーク1階展示場で「くるめ食育フェスタ」を開催します。




食に関する体験や交流をとおして、地元の食材やそれを作り出す生産者の方たちの思いを知り、食の大切さや健康維持の必要性に気付いてもらうことを目的にしています。
昨年多くの来場者の方たちに親しんでもらい好評だったことで「いただきます2」として、更に命の大切さや食物への感謝の気持ちを育むことへ深めていきます。

4つの体験ブースでは終日楽しい体験が出来ます。(定員20名~)

10:30~と14:30~鶏と育む命の授業
10:30~親子でつくる簡単おやつ
11:00~と14:00~バターを作ろう
11:00~と12:30~スパイスからカレー作り
12:00~にらチジミ作り
12:30~と15:00~生ごみ堆肥から元気野菜作り
12:30~13:30~野菜でふりかけ作り
13:30~と15:00~旬の食材で保存食作り
14:00~15:00~昔のおやつを作ろう

親子やファミリーでいろんな体験をしながら食について考えてみましょう。

ステージのスケジュールは

10:00~開会宣言
10:20~久留米市食育推進団体表彰式

12:00~13:00講演会「食べてつながる命、育つ心」
講師は九州大学大学院農学研究院 助教授 比良松 道一氏

13:30~14:30~キッズ食事のマナー教室(協会会員)
15:00~15:50~うん知育教室(ヤクルト販売株式会社)
16:00~閉会宣言

展示・相談コーナーも子どもたちへのミニチャレンジコーナー、手洗いや歯磨き指導などわかりやすく見ることが出来ます。

そして地元の獲れたて野菜や果物、加工品の販売はJAくるめ・にじ・みい・福岡大城・みずまの各JA、酪農業協同組合とスローフード協会会員の新鮮野菜が買えます。

お腹が減ったら飲食コーナーで美味しいものを食べて一休み。
スローフード協会会員の皆さんが筑後の食材を使った自慢のメニューを準備しています。
お弁当、だご汁、カレー、ホットドッグ、米粉揚げ麺、唐揚げ、スイーツなどなど

また、会場にはキッズコーナーも設けていて、小さいお子さんもお絵かきをしたりゆっくりと遊べます。

作って、食べて、学べる食育フェスタ、去年はたくさん方に参加してもらいました。
今年も親子で家族でお友達同士で一日ゆっくり遊びに来てください。

体験コーナーの受け付けは各体験の開始時間30分前より会場入り口1階ホールの受付で行います。

同時に10月21日(日)にスローフード協会がおこなうスローフード映画「テッラ・マードレ」上映会の
入場チケットも販売します。(前売り1000円)
映画上映と西日本新聞「食卓の向こう側」でおなじみの編集委員 佐藤 弘さんのトークショーを行います。
佐藤さんとスローフード協会創立時メンバーがスローフードや筑後の食と農について語り合います。
日時は10月21日(日)10時と13時の2回行いますので、こちらもどうぞご期待下さい。

それでは今週末の「くるめ食育フェスタ2012」へ、皆さんのご来場をお待ちしています。













  


Posted by りじ at 17:19Comments(0)食育関連事業

2012年09月24日

◆六ツ門大学スローフード講座 Vol.6

スローフード講座9月のテーマはコンパニオンプランツ&生ゴミ堆肥で元気野菜作り
講師は末次自然農園の末次龍夫さんです。



協会理事長でもある末次さんは城島町青木島で末次自然農園を運営しています。
40代でサラリーマンから新規就農。菊池養生園の竹熊医師に影響を受け農薬や化学肥料に頼らず米や野菜を栽培しています。
今日のタイトルのコンパニオンは仲良くさせる、仲介するという意味で、野菜とハーブや花を一緒に植えて、お互いの相性や植物の持つ特性を活用して、農薬に頼らずに自然の力で虫や病気を防ぐ栽培法です。

中世ヨーロッパ、フランスではハーブを所々に植えるコンパニオンプランツの考え方を取り入れて食物を栽培していました。
では、コンパニオンプランツにはどんなものがあるかご紹介します。

トマト+バジル…バジルは水分を多く吸収するので、トマトの余分な水分を吸収し、トマトは甘くなる。
きゅうり+ネギ…ネギの根の微生物やネギの匂いが虫や病気を寄せ付けない。
なす+ほうれん草、人参+レタス、ニラ+セロリなどの組み合わせで互いに生育が良くなる。
キャベツ+レタス類、キャベツ+セロリ…青虫がつきやすいキャベツに、青虫がきらうレタスやセロリ、ニンニクを植える。レタスの切り口の白い液をモンシロチョウは嫌う。
但し、ニンニクと玉ネギの組み合わせは良くない。
他にもたくさんの組み合わせがあります。

末次農園はオリーブ、ローリエの木も植えています。
オリーブは葉にも薬効があり血圧を下げる作用があって、農園の気が落ち着くとも言われている。
花のマリーゴールドは養分水分の吸収を阻む根こぶ病の予防になる。
ほうれん草、小松菜の間ににらかねぎチャイブ。バジル×きゅうり。
うり、カボチャ、きゅうりの間には燕麦を植えるといい。
そうすればウリ葉虫が寄ってこない。
残念ながら農園のウリは7月の水害で長時間水につかり穫れなくなってしまった。



次に生ゴミ堆肥について話しましょう。
微生物を有効に使うやり方です。
米ぬかとEMを根にまくと微生物が増え、作物がよく育ちます。
普通は化学肥料+農薬を使い作物を育てるが、
末次自然農園ではその二つには頼らずに有機物と微生物の作用を最大限利用して野菜類を栽培しています。
わらや草など有機物を栄養として分解するには微生物が必要で微生物を取り入れて育った植物は構造自体が強くなります。

ミツバチの話
日本ミツバチ 果樹受粉には必ず必要。
セイタカアワダチソウの蜂蜜、実は一番おいしいと言われている。
れんげ米が近くにあるがミツバチが大量によってくる.

ある種の農薬がミツバチの減数に影響しているのではとの見解があるが、ミツバチ以外でもひきがえるやトノサマガエルも減っている。それを食べる小鳥も減っている。鳥については、キャベツなどを喰い荒らすヒヨドリもめっきり減っている。自然界の食物連鎖の中で何かが起きていないか、気がつくとおかしな環境になっているのではないか。
人の一生は高々100年だが、経過を長い目で見て行く必要があるのではと気がかりだ。

枯れる野菜と腐る野菜があるが二つの違いが分かりますか?
答えは微生物が介在しているかどうかで違ってきます。
腐るのは化学肥料栽培の野菜で、種まきから収穫までに2ヶ月とかからないものです。腐るので無く枯れる野菜とも言えるのが、微生物が作用した元気野菜で、その倍の生育期間が必要です。

生ゴミ堆肥は牛糞、腐葉土、米ぬかを混ぜて作る。
土の中の生きている微生物の作用でいい野菜ができる。
野菜屑、魚くずなどで腐っていないものを2センチほどに小さく切れば分解も早い。
丁寧に土を混ぜ、空気を入れてやる。発酵系の菌には空気が必要なので活発に働くようになる。
ブルーシートで覆い発酵させる。3日目に白い綿飴のような糸状のカビがでてくる。切り返し5日目にまた混ぜ返す。1週間でまた混ぜ返す。繰り返していくと約1ヶ月程で生ごみ堆肥が熟成する。土のいいにおいがしたら出来上がり。

ベジランド収穫とBBQ
今日は午後、中学生が農業体験に来る。くーみんテレビの取材もはいる予定。
土に触った事が無い人も居る。
近未来に食料は足りなくなるかも。そのときは自分で作ればいい。
米を作ればいいのでその手だてを教えようと思う。

40代で脳梗塞をおこし、体調崩して農業に取り組むきっかけとなったが
今の農法のやりがいと意義は強く感じていて広めて行きたい。

ミツバチの普及にも取り組みたい。
筑後川流域にミツバチの巣箱を設置してミツバチの里作りしたい。
200年後の地球環境保全を考えて、普及活動をやって行きたいと熱い思いも語りました。
  


Posted by りじ at 01:05Comments(0)SF講座

2012年09月17日

◆水菜小松菜収穫とジャガイモ植え付け 農業体験ツアー その3

先週に引き続き3回目の農業農村体験、今回は久留米市太郎原の野村農園で水菜、小松菜収穫と秋ジャガイモの植え付け体験です。
野村さんは、久留米市の認定農業者でもあり、水菜、小松菜、レタス、スイートコーン、ヤーコンなどを栽培、スイートコーンの収穫体験は大変な人気で1500名もの参加があり、ヤーコンはお茶として加工、商品化までしています。



今日は野村さんの指導で、最初に水菜と小松菜の収穫体験です。ハウスの中で青々と育った小松菜、柔らかく瑞々しい水菜を根から抜き取って収穫します。ハウスの中は思いがけず涼しく土のにおいがしています。それぞれ取った葉物は袋に入れて持ち帰りです。



次は場所を移動して秋ジャガイモの植え付け体験です。



今日植えるのは「インカの目覚め」という名前の小振りのジャガイモで、東北地方など寒冷で比較的標高の高い土地で栽培されているものです。9月に植えて11月の霜前に霜よけをして12月には収穫できます。春ジャガは切って植えますが、秋ジャガは切らずに丸ごと一個を植え付けます。



1畝を10人ずつ、全部で6畝を植えて行きます。珍しい畝作りの農機具、「2丁どこ」という、昭和の初期から使われているもので2つの溝を同時におこして行きます。体験した子供は全身で引きましたが、なかなか動きません。



できた溝に木片で30cmの間隔を計り、芽を上向きにして置いて行きます。



肥料を撒いた上にわらをかけ、最後に野村さんがトラクターで土をかけます。5歳の子供から、なぜわらを置くのという質問も出ました。
畑は暑かったですが、畝たてから植え付けまで50人で動けばどんどんはかどります。



午前中の作業を終わり、昼食会場の道の駅くるめへ移動です。
道の駅くるめは、日曜日の昼時でもあり駐車場が入りきれないほどにぎわっています。
研修室で地元食材を美味しく食べる食育レストラン「ほとめき庵」の食育弁当をいただきます。



食育弁当の中身は根菜のがめ煮、おからのコロッケ、久留米産ゴーヤの佃煮、村田ふ化場グルメ卵の卵焼き、久留米産オクラのとろろ梅肉乗せ、久留米産なすの田楽、玄米ごはん、季節野菜たっぷりのみそ汁です。身体を動かした後の食事は格別で、子供達もみそ汁のお代わりをしました。
その後、道の駅の宮原駅長に、道の駅くるめの取り組みを話してもらいました。



地産地消を勧めている、安心安全な野菜を目指して残留農薬のチェックもきちんとしていること、レストランでは残飯、食材の切れ端などで肥料を作り、野菜作りに使用する循環型の環境対策をとっている事などを興味深く聞きました。

食事の後は道の駅での買い物です。テイクアウトコーナーには地元の食材を使ったスローフード会員のお店もあります。
野村さんのお店「ゆたぁ〜とカフェ・マイマイ」のジャージー牛のソフトクリームを食べたり同じく会員の執行さんのお店ミセスパスティでミートパイをお土産に買ったりとそれぞれ筑後の美味しいものを持ち帰りました。

実りの秋にはまたゆっくりと筑後平野へおいで下さい。
  


Posted by りじ at 14:07Comments(0)農業体験講座

2012年09月02日

◆アスパラ収穫と田んぼの草取り体験 農業体験ツアーその2

8月25日(土)に福岡の農業応援ファミリーの農業農村体験ツアー第2回目を城島町青木島の末次自然農園で行いました。



大型バスでやって来た皆さんへまずは公民館で今日のスケジュールの説明をしてアスパラハウスに移動します。
末次さんからアスパラの収穫の仕方を聞き、それぞれハサミを手にハウスの中へ入ります。長さが10cm程のものは出荷真近なので採らない様に気をつけ、40cmくらいのものからハサミで切っていきます。



しばらくしたらカップに一杯のアスパラを詰めて出て来た皆さん、末次さんから長さを切りそろえてもらい、午前中の体験は終わりです。
7月の豪雨で冠水したアスパラハウスですが、今は復旧していて安心しました。



昼食は採れたての野菜や手持ちの材料を活かして作るのが信条の農家のお昼ごはん。末次さんの奥さんが手際良く調理します。



今日のメニューは、梅の混ぜご飯アスパラ入り、自家製みそのみそ汁、レンコンの炊いたもの、オクラのごま和え、アスパラの漬け物,高菜巻きおにぎりなどです。どれも特別な食材ではありませんが、旬のもの採れたてのものを使うので、季節感あふれ栄養価も高く、身体に優しいごちそうです。素材が良いから味はシンプルに薄味で、食材の持っている持ち味が損なわれない様に工夫されています。メニューの説明を聞いて皆で一斉に「いただきます」



それぞれお代わりをしておなかがいっぱいになったところで、デザートにイチジク、ウリの季節の果物をいただき「ごちそうさま」となりました。



午後は田んぼの草取りです。削り鎌の使い方の指導を受け、末次さんの無農薬栽培の田んぼを目指して歩きます。



草の取り方を聞き、始めは恐る恐る遠慮がちに田んぼにはいりましたが、しばらくすると皆さん懸命に草を刈り手で引き抜いたりして、どんどん奥へ進みます。稲と同じくらいの背丈の子供達も一生懸命草取りしました。



午後1時頃。一番日差しが強くなる炎天下での草取りでしたが、皆無事に作業終了。冷たい井戸水で手足を洗い、また歩いて公民館まで戻ります。



冷たいお茶と公民館がある天満宮境内の梅で漬けた「天神さまの梅干し」で体力回復!



半日の農業体験でしたが、暑い中を汗をかいての作業の中から皆さんが受け取ったことがきっとあるはずだと思います。食卓にのる米や野菜が栽培される田や畑、それを作る農家の方達に思いを馳せて味わえば、より味わい深い食事となることでしょう。



次回の農業体験は一週間後に水菜、小松菜の収穫体験をおこないます。
  


Posted by りじ at 00:44Comments(0)農業体験講座