2014年10月02日
◆まぼろしの川茸
福岡に日本で唯一の食材があることをご存じですか?
昔は久留米で熊本でも自生しているのがよくみかけられていた
川茸(学名スイゼンジノリ)という川のノリ
湧き水の流れる川に自生するスイゼンジノリは日本固有の原始藍藻類で
5億年もの昔から地球上に生まれ酸素を供給し続けているといわれます
現在では朝倉市の黄金川にのみ自生する川ノリ

そんな川茸を知るセミナーが開催されました
川茸のことを伝える、遠藤金川堂の遠藤社長
遠藤家は浅井長政の妹が嫁いだという家柄だそうで、川茸は江戸時代に遠藤家の6代目が川にある苔を口にし食用として研究したことから食べられるようになったそうです


川茸を一キロ使って出来る乾燥川ノリ
『寿泉苔』
この川ノリが将軍に献上され秋月藩を潤したことで川の名前が黄金川と名づけられたとか

その歴史250年、遠藤家以外のものが立ち入ることを禁じた石碑がのこり、農業用水や生活排水が入らないように区画された川からとれる川茸で今も変わらぬ製法で自然乾燥で1枚1枚つくられています

歴史を感じる1品
1日に20枚しかできない貴重なものです
そんな川茸の歴史と現状を学び、実際に味わいました

遠藤さんの奥さまから料理の説明

川茸と寿泉苔を使ったランチ

昔ながらの使い方と、現代風の料理

寿泉苔のミルフィーユ風

とても美味でした(^-^)
そんな川茸は現在、環境の悪化により昔の10分の1しか収穫できなくなっているそうです
その要因としてあげられるのが湧き水の減少
上流にダムが出来、生活用水、農業用水としてくみあげられ減少する地下水
水の大切さと重要性を改めて感じました
サクランという物質やレアメタルをとりこむ性質が解明され、まだまだ可能性を秘めた食材川茸
環境とともに未来に残していきたい食材だと感じました
遠藤さんありがとうございました
遠藤金川堂HP http://kawatake-endo.com/
昔は久留米で熊本でも自生しているのがよくみかけられていた
川茸(学名スイゼンジノリ)という川のノリ
湧き水の流れる川に自生するスイゼンジノリは日本固有の原始藍藻類で
5億年もの昔から地球上に生まれ酸素を供給し続けているといわれます
現在では朝倉市の黄金川にのみ自生する川ノリ

そんな川茸を知るセミナーが開催されました
川茸のことを伝える、遠藤金川堂の遠藤社長
遠藤家は浅井長政の妹が嫁いだという家柄だそうで、川茸は江戸時代に遠藤家の6代目が川にある苔を口にし食用として研究したことから食べられるようになったそうです


川茸を一キロ使って出来る乾燥川ノリ
『寿泉苔』
この川ノリが将軍に献上され秋月藩を潤したことで川の名前が黄金川と名づけられたとか

その歴史250年、遠藤家以外のものが立ち入ることを禁じた石碑がのこり、農業用水や生活排水が入らないように区画された川からとれる川茸で今も変わらぬ製法で自然乾燥で1枚1枚つくられています

歴史を感じる1品
1日に20枚しかできない貴重なものです
そんな川茸の歴史と現状を学び、実際に味わいました

遠藤さんの奥さまから料理の説明

川茸と寿泉苔を使ったランチ

昔ながらの使い方と、現代風の料理

寿泉苔のミルフィーユ風

とても美味でした(^-^)
そんな川茸は現在、環境の悪化により昔の10分の1しか収穫できなくなっているそうです
その要因としてあげられるのが湧き水の減少
上流にダムが出来、生活用水、農業用水としてくみあげられ減少する地下水
水の大切さと重要性を改めて感じました
サクランという物質やレアメタルをとりこむ性質が解明され、まだまだ可能性を秘めた食材川茸
環境とともに未来に残していきたい食材だと感じました
遠藤さんありがとうございました
遠藤金川堂HP http://kawatake-endo.com/
2014年09月05日
◆味覚のワークショップ~お豆腐~
8月31日に
スローフード協会筑後平野のお店東町農園で
味覚のワークショップ第3回~お豆腐~
が開催されました
講師は久留米でおとうふ屋を一から開業した、『おとうふや凛』の堺さん
スローフード協会筑後平野の会員になり
会員の農家さんのところで大豆の栽培も学び
豆腐やさんで修行したのちに、2年前に自分が大好きなお豆腐のお店を開業したこだわりの豆腐職人
そのこだわりは豆腐にもあらわれ、地元の大豆と耳納連山の伏流水からなる地下水とにがりだけでできる昔ながらの味わいになっています
そんな堺さんにお願いした『お豆腐』の回

豆腐と大豆の話からはじまります
豆腐の腐の字は中国ではプルンとしたものをさすことや

奈良時代から平安時代にかけて遣唐使として中国に渡った僧や学者たちが、豆腐の作り方を教わって日本に持ち帰ったというこという説があり
日本でもっとも古い豆腐の記録として平安の終わりごろに書かれた奈良・春日若宮の神主の日記に「唐府」と書かれてあったことなど歴史の中の豆腐について学びました
そして豆腐の原料となる大豆の話
大豆は紀元前3000年前から栽培が始まっており
日本に入ってきたのは弥生時代
豆腐の発見は大豆の食べ方の模索から
大豆をどうやって食べるのか?
①すりつぶしてみた → 食べれない
②すりつぶしてみたものを煮てみる → 甘い香りがしてきたがまだ味が
③海水を加えてみた → 固まって豆腐ができた

そうして日本にも伝わった豆腐は、江戸時代には『豆腐百珍』という書物がでるほど馴染みの深いものに発展しました
現在の大豆の現状はほとんどが輸入品で国産大豆は8%
大豆をあつかっている業者の話によると輸入されている大豆のうち18%が遺伝子組み換えでない大豆で、国の方針で来年からその割合が15%なるとか
遺伝子組み換え大豆の割合が増えるって
また、別の形で間接的に遺伝子組み換え大豆の量は年々増えており
外国産の大豆は大豆油を搾るために作られているものが多く、国産大豆に比べると油分が多いもので
その大豆油の搾りカス(大豆カス)が大豆の産地であり、鶏肉の産地であるブラジルで鶏さんのエサとして消費されているそうです
他の国でも飼料として大豆カスがほしくて上がっている大豆の値段、、、
しかし大豆油の値段はかわらずだとか
直接的、間接的にみると知らないうちに遺伝子組み換え大豆をたくさん食べてる日本
油分が多い輸入大豆だけでできる豆腐の味は昔ながらの豆腐の味とは別物
国産大豆でつくるこだわりの豆腐やさんでも、コクをだすために輸入大豆を加えることがあるそうで
国産大豆とにがりだけで美味しいお豆腐を提供する凛さんはやはり凄いと思いました
豆腐で気になる凝固剤や消泡剤、にがりの話も聞き応えのあるもの
豆腐の話を一通りきいた後は
家庭でできる簡単豆腐作り

使うにがりは腎臓に影響のある成分を取り除いた天然にがり
スローフード協会筑後平野の会員の丸富さんがあつかっている、医療にも使われているもの

豆乳とにがりを混ぜ混ぜ

●凛さんのにがりと国産大豆のみのもの
●市販の木綿豆腐で凝固剤や消泡剤の記載がちゃんとされてるもの
●記載が豆腐用凝固剤で省略されてるもの
の3つを食べ比べ

みんな一発で凛さんの豆腐をあてました
やっぱり不純物があると不自然な味が
省略して記載OKの意味がわからない~
勉強になりました
そして手作り豆腐の完成
できたてホヤホヤ

やさしい大豆の甘さが口の中に広がります
これがいちばんウマイ

最後は豆腐の製造過程を

昔ながらの製造と
現代的な工場での製造を映像で
豆腐を学び豆腐を見る目がかわる
解りやすいワークショップでした
堺さん、ためになるお話ありがとうございました
スローフード協会筑後平野のお店東町農園で
味覚のワークショップ第3回~お豆腐~
が開催されました

講師は久留米でおとうふ屋を一から開業した、『おとうふや凛』の堺さん
スローフード協会筑後平野の会員になり

会員の農家さんのところで大豆の栽培も学び
豆腐やさんで修行したのちに、2年前に自分が大好きなお豆腐のお店を開業したこだわりの豆腐職人

そのこだわりは豆腐にもあらわれ、地元の大豆と耳納連山の伏流水からなる地下水とにがりだけでできる昔ながらの味わいになっています
そんな堺さんにお願いした『お豆腐』の回

豆腐と大豆の話からはじまります
豆腐の腐の字は中国ではプルンとしたものをさすことや

奈良時代から平安時代にかけて遣唐使として中国に渡った僧や学者たちが、豆腐の作り方を教わって日本に持ち帰ったというこという説があり
日本でもっとも古い豆腐の記録として平安の終わりごろに書かれた奈良・春日若宮の神主の日記に「唐府」と書かれてあったことなど歴史の中の豆腐について学びました
そして豆腐の原料となる大豆の話
大豆は紀元前3000年前から栽培が始まっており
日本に入ってきたのは弥生時代
豆腐の発見は大豆の食べ方の模索から
大豆をどうやって食べるのか?
①すりつぶしてみた → 食べれない

②すりつぶしてみたものを煮てみる → 甘い香りがしてきたがまだ味が

③海水を加えてみた → 固まって豆腐ができた


そうして日本にも伝わった豆腐は、江戸時代には『豆腐百珍』という書物がでるほど馴染みの深いものに発展しました

現在の大豆の現状はほとんどが輸入品で国産大豆は8%
大豆をあつかっている業者の話によると輸入されている大豆のうち18%が遺伝子組み換えでない大豆で、国の方針で来年からその割合が15%なるとか
遺伝子組み換え大豆の割合が増えるって

また、別の形で間接的に遺伝子組み換え大豆の量は年々増えており
外国産の大豆は大豆油を搾るために作られているものが多く、国産大豆に比べると油分が多いもので
その大豆油の搾りカス(大豆カス)が大豆の産地であり、鶏肉の産地であるブラジルで鶏さんのエサとして消費されているそうです
他の国でも飼料として大豆カスがほしくて上がっている大豆の値段、、、
しかし大豆油の値段はかわらずだとか
直接的、間接的にみると知らないうちに遺伝子組み換え大豆をたくさん食べてる日本

油分が多い輸入大豆だけでできる豆腐の味は昔ながらの豆腐の味とは別物
国産大豆でつくるこだわりの豆腐やさんでも、コクをだすために輸入大豆を加えることがあるそうで
国産大豆とにがりだけで美味しいお豆腐を提供する凛さんはやはり凄いと思いました

豆腐で気になる凝固剤や消泡剤、にがりの話も聞き応えのあるもの
豆腐の話を一通りきいた後は
家庭でできる簡単豆腐作り


使うにがりは腎臓に影響のある成分を取り除いた天然にがり
スローフード協会筑後平野の会員の丸富さんがあつかっている、医療にも使われているもの

豆乳とにがりを混ぜ混ぜ

●凛さんのにがりと国産大豆のみのもの
●市販の木綿豆腐で凝固剤や消泡剤の記載がちゃんとされてるもの
●記載が豆腐用凝固剤で省略されてるもの
の3つを食べ比べ

みんな一発で凛さんの豆腐をあてました
やっぱり不純物があると不自然な味が

省略して記載OKの意味がわからない~

勉強になりました
そして手作り豆腐の完成

できたてホヤホヤ

やさしい大豆の甘さが口の中に広がります
これがいちばんウマイ


最後は豆腐の製造過程を

昔ながらの製造と
現代的な工場での製造を映像で

豆腐を学び豆腐を見る目がかわる
解りやすいワークショップでした
堺さん、ためになるお話ありがとうございました

2014年08月27日
◆調味料の教室はじまりました(^-^)
おはようございます(^-^)
スローフード協会筑後平野副理事のゆたかです
昨日から協会のお店『東町農園』にて
調味料の教室【素材よろこぶ調味料のイロハ♪】がはじまりました♪
第1回はお醤油です

スマホでとったらパソコンで
写真のサイズが合わなかったので別ブログからリンク
http://ameblo.jp/osyareyasai/entry-11915844041.html
次回の【素材よろこぶ調味料のイロハ♪~お塩~】は9月25日を予定してます
調味料の基本的な事から選び方まで事学んでいきましょう
スローフード協会筑後平野副理事のゆたかです
昨日から協会のお店『東町農園』にて
調味料の教室【素材よろこぶ調味料のイロハ♪】がはじまりました♪
第1回はお醤油です

スマホでとったらパソコンで
写真のサイズが合わなかったので別ブログからリンク
http://ameblo.jp/osyareyasai/entry-11915844041.html
次回の【素材よろこぶ調味料のイロハ♪~お塩~】は9月25日を予定してます
調味料の基本的な事から選び方まで事学んでいきましょう
2014年07月03日
◆味覚のワークショップ
味覚のワークショップ第2弾
~トマト~

が今月27日にスローフード協会筑後平野のお店、『東町農園』にて開催されることになりました(^-^)
スローフードとは?
日本では運動の本質が理解されないまま「スローフード」という言葉だけが一人歩きしてしまうという状況が発生しました
イタリアで始まった「スローフード」の運動は、食生活や食文化を根本から考えていこうというもの
この運動では
①伝統的な食材や料理方法を守る
②質のよい食品やそれを提供する小生産者を守る
③子どもたちを含め、消費者に味の教育を進める
というテーマを掲げています
①~③のミッションの元で、活動しているのがスローフード協会です
近年、流通や販売方法の高度化、ライフスタイルの変化、さらにはグローバリゼーションの影響により食の画一化が進んでいます
食料供給の多様性を守るため世界各国の協会支部では生物多様性の保護、味覚教育、生産者と消費者を結ぶ取り組みをおこなっています
今回の味覚のワークショップはその取り組みの一つ
今まで筑後平野では開催してなかった味覚のワークショップを、新体制からはじめることにしました
私たちが口にするものがどこから来てどう伝わったのか、その食べ物の歴史に触れ、実際に食べて味わいつつ味覚を学んでいきます
講師は1回目と同じゆたか農園さん
1回目のジャガイモでは

色とりどりのジャガイモ六種類を

ジャガイモの歴史から学んでいきました
意外にも、メークインや男爵は最初の頃に日本に伝わり今もなお愛される歴史の深いジャガイモでした

メークイン、男爵、キタアカリ、インカの目覚め、グランドペチカ、アンデスレッドの6品種を茹でて、炒めての味比べ
普段自宅でやらないジャガイモの味比べ、第1回目の皆さんに楽しんでいただけたようです(^-^)
第2回目の味覚のワークショップに使われるトマトはゆたか農園さんの固定種のトマト
数品種は自家採種したトマトだそうで、市販の栽培種のトマトとの味比べもありだそうです
日時7月27日11:00~14:00予定(ランチ付トマトソースでパスタの予定)
定員10名(要予約になります)
会費2000円
場所/ 東町農園(西鉄久留米駅前商店街内)
只今、小麦粉のワークショップや調味料のさしすせそのワークショップも企画中です
食のこと興味ある方はどうぞ(^-^)/
~トマト~

が今月27日にスローフード協会筑後平野のお店、『東町農園』にて開催されることになりました(^-^)
スローフードとは?
日本では運動の本質が理解されないまま「スローフード」という言葉だけが一人歩きしてしまうという状況が発生しました
イタリアで始まった「スローフード」の運動は、食生活や食文化を根本から考えていこうというもの
この運動では
①伝統的な食材や料理方法を守る
②質のよい食品やそれを提供する小生産者を守る
③子どもたちを含め、消費者に味の教育を進める
というテーマを掲げています
①~③のミッションの元で、活動しているのがスローフード協会です
近年、流通や販売方法の高度化、ライフスタイルの変化、さらにはグローバリゼーションの影響により食の画一化が進んでいます
食料供給の多様性を守るため世界各国の協会支部では生物多様性の保護、味覚教育、生産者と消費者を結ぶ取り組みをおこなっています
今回の味覚のワークショップはその取り組みの一つ
今まで筑後平野では開催してなかった味覚のワークショップを、新体制からはじめることにしました
私たちが口にするものがどこから来てどう伝わったのか、その食べ物の歴史に触れ、実際に食べて味わいつつ味覚を学んでいきます
講師は1回目と同じゆたか農園さん
1回目のジャガイモでは

色とりどりのジャガイモ六種類を

ジャガイモの歴史から学んでいきました
意外にも、メークインや男爵は最初の頃に日本に伝わり今もなお愛される歴史の深いジャガイモでした

メークイン、男爵、キタアカリ、インカの目覚め、グランドペチカ、アンデスレッドの6品種を茹でて、炒めての味比べ
普段自宅でやらないジャガイモの味比べ、第1回目の皆さんに楽しんでいただけたようです(^-^)
第2回目の味覚のワークショップに使われるトマトはゆたか農園さんの固定種のトマト
数品種は自家採種したトマトだそうで、市販の栽培種のトマトとの味比べもありだそうです
日時7月27日11:00~14:00予定(ランチ付トマトソースでパスタの予定)
定員10名(要予約になります)
会費2000円
場所/ 東町農園(西鉄久留米駅前商店街内)
只今、小麦粉のワークショップや調味料のさしすせそのワークショップも企画中です
食のこと興味ある方はどうぞ(^-^)/
2013年03月22日
◆スローフード講座Vol.12 農事気象予測と作物生育予測
桜満開の春の筑後から今年度最終回のスローフード講座をお届けします。
農事気象と作物生育予測についてお話するのは、イチゴやアスパラを始めとする農業指導と肥料販売、植物活性剤製造をおこなっている富松利夫さんです。
富松さんは常に新しいことに取り組んでいて今は焼酎粕液を活用した肥料作りなど資源循環型社会の形成について研究中です。
農業体験農園「笑顔農園」も運営し、自然栽培を目指して取り組んでいます。

また、活動として月(自然)のリズムを取り入れた農業指導を行い、生産者の方とともに農業に関わっています。
気象、月の周期と植物の生育については密接な関係があり、新月の頃植物は成長するが病気も出やすい。海中の珊瑚の産卵は必ず満月の頃に起こることはよく知られているが、満月の頃は生殖が活発となり虫の活動も活発となる。作物の定植には向かない。
産卵が満月頃に多くなるなら虫については満月から4〜5日後に害虫防除すると効果があり、これだと1ヶ月に1回の防除でも効果は大きい。病害予防は逆に新月頃を狙うと良い。

今月27日が満月だが、満月時には放射冷却が強く起き、春の遅霜が降りやすい。古くより「花冷え」という言い方がある。1昨年は3月下旬に寒が戻り、梨の花や茶にも影響が出たことがあった。
このように月の周期は動植物の生育に影響があり、太陽や金星の動きも同じ様に様々な影響がある。この他旧暦、中国古来よりの五行(木、日、土、金、水)という見方などを合わせて天候の傾向を読み取ることが出来る。
昨年は1月〜6月まで五行の「水」が続いていたが「山の木に船をつなぐようなこととなる」という昔の言い伝えのように昨夏の豪雨となって現れた。
1月〜2月の「寒試し」により1年の天候、風、雨、気圧などの傾向もわかる。
今年もかなり気象変動が起きやすく、春やや遅く遅霜もあり、初夏までは寒さも残り台風多くゲリラ的豪雨もある。6月は太陽と金星が交差するので不安定な天候になる。野菜を作る人は夏の後半、イチゴ、トマト、ナスの定植期頃、風雨に注意が必要だ。
又、夏の作物は夏の雨の温度で水やりを行うことが大事で、気温が22〜25度なら雨水は20〜22度となるので
水やりの温度も同じ様に上げてやる必要がある。特に室内の植物にはこの注意が必要だ。
今、三日月(*3月15日の講義時)で、植物の生育が活発となり病害が発生しやすくなっている。人も同じく体調不良になりやすいので、食事や健康管理に気をつけよう。
最後にプラスのイメージを持つと物事上手くいくことが多く、これは生活や考え方全てに言えると思う。周りの人に喜ばれる様に接すれば自分にもプラスで良く返ってくる。
植物にも声をかけ愛情を持って育てると答えてくれる。

これからも食べた人が笑顔になれる野菜作りを続けていきたいと話される富松さん。
気象と作物の生育の密接な関係とそれを有効に活用した農業についてのお話しを興味深く聞きました。
自然を観察することで気付くことが必ずあると言われた時、五感が弱くなっている現代の私達に必要なことだと強く感じました。
最後に、お知らせをひとつ。
4月6日(土)「さなぼり祭り」が開催されます。
会場は久留米市三潴町の「杜の蔵」で
酒粕焼酎の蒸留と堆肥作りを真近で見学できる催しです。
蔵の見学、焼酎の試飲販売、角打ちも楽しめます。
富松さんも会場にいますので、どうぞお出かけ下さい。
農事気象と作物生育予測についてお話するのは、イチゴやアスパラを始めとする農業指導と肥料販売、植物活性剤製造をおこなっている富松利夫さんです。
富松さんは常に新しいことに取り組んでいて今は焼酎粕液を活用した肥料作りなど資源循環型社会の形成について研究中です。
農業体験農園「笑顔農園」も運営し、自然栽培を目指して取り組んでいます。
また、活動として月(自然)のリズムを取り入れた農業指導を行い、生産者の方とともに農業に関わっています。
気象、月の周期と植物の生育については密接な関係があり、新月の頃植物は成長するが病気も出やすい。海中の珊瑚の産卵は必ず満月の頃に起こることはよく知られているが、満月の頃は生殖が活発となり虫の活動も活発となる。作物の定植には向かない。
産卵が満月頃に多くなるなら虫については満月から4〜5日後に害虫防除すると効果があり、これだと1ヶ月に1回の防除でも効果は大きい。病害予防は逆に新月頃を狙うと良い。
今月27日が満月だが、満月時には放射冷却が強く起き、春の遅霜が降りやすい。古くより「花冷え」という言い方がある。1昨年は3月下旬に寒が戻り、梨の花や茶にも影響が出たことがあった。
このように月の周期は動植物の生育に影響があり、太陽や金星の動きも同じ様に様々な影響がある。この他旧暦、中国古来よりの五行(木、日、土、金、水)という見方などを合わせて天候の傾向を読み取ることが出来る。
昨年は1月〜6月まで五行の「水」が続いていたが「山の木に船をつなぐようなこととなる」という昔の言い伝えのように昨夏の豪雨となって現れた。
1月〜2月の「寒試し」により1年の天候、風、雨、気圧などの傾向もわかる。
今年もかなり気象変動が起きやすく、春やや遅く遅霜もあり、初夏までは寒さも残り台風多くゲリラ的豪雨もある。6月は太陽と金星が交差するので不安定な天候になる。野菜を作る人は夏の後半、イチゴ、トマト、ナスの定植期頃、風雨に注意が必要だ。
又、夏の作物は夏の雨の温度で水やりを行うことが大事で、気温が22〜25度なら雨水は20〜22度となるので
水やりの温度も同じ様に上げてやる必要がある。特に室内の植物にはこの注意が必要だ。
今、三日月(*3月15日の講義時)で、植物の生育が活発となり病害が発生しやすくなっている。人も同じく体調不良になりやすいので、食事や健康管理に気をつけよう。
最後にプラスのイメージを持つと物事上手くいくことが多く、これは生活や考え方全てに言えると思う。周りの人に喜ばれる様に接すれば自分にもプラスで良く返ってくる。
植物にも声をかけ愛情を持って育てると答えてくれる。
これからも食べた人が笑顔になれる野菜作りを続けていきたいと話される富松さん。
気象と作物の生育の密接な関係とそれを有効に活用した農業についてのお話しを興味深く聞きました。
自然を観察することで気付くことが必ずあると言われた時、五感が弱くなっている現代の私達に必要なことだと強く感じました。
最後に、お知らせをひとつ。
4月6日(土)「さなぼり祭り」が開催されます。
会場は久留米市三潴町の「杜の蔵」で
酒粕焼酎の蒸留と堆肥作りを真近で見学できる催しです。
蔵の見学、焼酎の試飲販売、角打ちも楽しめます。
富松さんも会場にいますので、どうぞお出かけ下さい。
2013年02月21日
◆六ツ門大学スローフード講座Vol.11 醤油のお話
2月のSF講座は醤油作りの話しを筒井博文さんに聞きました。
幼い頃に祖母が味噌や醤油を造るのを見て育った影響もあり、醤油作りの他、梅干しや梅酒を手作りをしていると自己紹介された筒井さん。特に大粒の南高梅を日本酒に漬けてつくる梅酒は飲みやすく格別に美味しいそうです。

*この袋にもろみを入れて絞ります。
今日の内容の醤油について、作る場所によっては雑菌が入り腐敗することもあるが、一昨年、この六ツ門大学の会場で作った醤油はいい仕上がりでした。
醤油は、原料に大豆、小麦、麹、食塩、水を使い、大豆、小麦を加熱し、麹菌を混ぜて発酵、熟成させた発酵調味料です。
うまく出来た醤油はアルコールのような少しツーンと来る匂いがあるが、雑菌が入り腐敗した時も匂いで分かります。
この腐敗と発酵は基本的には同じで、どちらも微生物の働きによるものです。
そこで生成されるものが身体に良くないか、栄養として吸収されるかの違いとなります。
醤油作りの過程で大事なのが、壱麹、弐櫂、参火入れと言われています。
大豆、小麦に麹と食塩水を混ぜて熟成したものをもろみと言い、定期的に撹拌すること1、2年で香り味ともによいもろみが出来ます。
このもろみを酒袋のような袋に入れて絞った物が生醤油で、これを加熱(火入れ)することによって、酵素の活性化を抑え、菌を殺菌して色と香りも程よく強まります。

実際に火入れを行いました。温度を測りながら75度くらいで20分間加熱すると、醤油の香りが強まるようです。

最後に市販の醤油と手作り醤油を餅につけて食べ比べてみました。味も香りもこうも違うものかと思うくらい違いは歴然でした。

日本食を支える伝統的な調味料がどのようにして出来るのかを知ることにより発酵文化の一端に触れる貴重な体験となりました。
幼い頃に祖母が味噌や醤油を造るのを見て育った影響もあり、醤油作りの他、梅干しや梅酒を手作りをしていると自己紹介された筒井さん。特に大粒の南高梅を日本酒に漬けてつくる梅酒は飲みやすく格別に美味しいそうです。
*この袋にもろみを入れて絞ります。
今日の内容の醤油について、作る場所によっては雑菌が入り腐敗することもあるが、一昨年、この六ツ門大学の会場で作った醤油はいい仕上がりでした。
醤油は、原料に大豆、小麦、麹、食塩、水を使い、大豆、小麦を加熱し、麹菌を混ぜて発酵、熟成させた発酵調味料です。
うまく出来た醤油はアルコールのような少しツーンと来る匂いがあるが、雑菌が入り腐敗した時も匂いで分かります。
この腐敗と発酵は基本的には同じで、どちらも微生物の働きによるものです。
そこで生成されるものが身体に良くないか、栄養として吸収されるかの違いとなります。
醤油作りの過程で大事なのが、壱麹、弐櫂、参火入れと言われています。
大豆、小麦に麹と食塩水を混ぜて熟成したものをもろみと言い、定期的に撹拌すること1、2年で香り味ともによいもろみが出来ます。
このもろみを酒袋のような袋に入れて絞った物が生醤油で、これを加熱(火入れ)することによって、酵素の活性化を抑え、菌を殺菌して色と香りも程よく強まります。

実際に火入れを行いました。温度を測りながら75度くらいで20分間加熱すると、醤油の香りが強まるようです。
最後に市販の醤油と手作り醤油を餅につけて食べ比べてみました。味も香りもこうも違うものかと思うくらい違いは歴然でした。
日本食を支える伝統的な調味料がどのようにして出来るのかを知ることにより発酵文化の一端に触れる貴重な体験となりました。
2013年02月08日
◆スローフード講座Vol.10「ちょっとためになる香りの話」
入った瞬間甘い香りが漂ってくる会場では、執行則子さんの「ちょっとためになる香りの話」が始まりました。
執行さんは、造園業のお家に嫁ぎ、子供の頃から好きだった花をやりたいと20代で花の展開を始め、関連するアロマテラピーの勉強も始めました。久留米石橋文化センターで春と秋に開催されるバラフェアのコーディネーターを努め4、5年前からは香水のブレンダー講座も開いています。

私達の周りには香りのある植物がたくさん有ってシソ科の植物の紫蘇やバジルは殺菌作用を持っています。香りの良いゼラニウムは防臭効果があるので、昔からヨーロッパでは窓辺にゼラニウムの鉢植えを置く習慣があり、イタリア辺りでは今でもよく見かけます。ティーツリーは殺菌作用が有り、水に薄めて拭き掃除をしたり、風邪防止にウォッカに入れて飲んだりうがい薬にしたりと薬の用に使われています。
八角もインフルエンザに効くと言われていて、他に山椒、月桂樹、クローブ、シナモン、生姜、陳皮(干したみかんの皮)を日本酒に漬けると、お正月に欠かせない屠蘇になります。漢方に基づく健康増進作用の天然の薬の様に使えます。

最近は香りの研究が進み.牛舎の消臭法として香りを利用する研究が行われています。
これは牛糞をチョコレートの匂いに変化させるという試みで、牛糞に含まれているインドールと言う香り成分を利用するのです。
このインドールは香しい白い花に微量含まれる成分で、クチナシ、ジャスミン、イランイランなど強く香る花には必ず入っている匂いです。良い香りと紙一重のような性質をうまく利用して、他の香料と混ぜていい香りに変えてしまうという画期的な試みです。

執行さん手作りのリンゴのパイと暖かい紅茶で一息いれて、後半は紅茶のお話に移ります。
紅茶を淹れる時、イギリスではよくポットの為にもう一杯といって茶葉を淹れますが、これは水が硬水だからというヨーロッパの事情で、日本は軟水が多く茶葉がよく広がるので、増やす必要は無いそうです。
沸かしたての熱いお湯を勢い良く注ぎ、ポットの中で茶葉が踊る様に3〜5分程蒸らせば、香り高い紅茶の出来上がり。

津福今町にある造園、ガーデニング設計施工をおこなう執行茂寿園、インザガーデンには、美肌やリフレッシュ、体調を整える効果のオリジナルブレンド紅茶が楽しめるカフェがあり、イギリスで買い付けて来たアンティークの家具や雑貨などとともにオリジナル紅茶も売っています。
参加した皆さん。素敵な香りに包まれて、くつろぎのひと時を過ごすことができました。

執行さんは、造園業のお家に嫁ぎ、子供の頃から好きだった花をやりたいと20代で花の展開を始め、関連するアロマテラピーの勉強も始めました。久留米石橋文化センターで春と秋に開催されるバラフェアのコーディネーターを努め4、5年前からは香水のブレンダー講座も開いています。

私達の周りには香りのある植物がたくさん有ってシソ科の植物の紫蘇やバジルは殺菌作用を持っています。香りの良いゼラニウムは防臭効果があるので、昔からヨーロッパでは窓辺にゼラニウムの鉢植えを置く習慣があり、イタリア辺りでは今でもよく見かけます。ティーツリーは殺菌作用が有り、水に薄めて拭き掃除をしたり、風邪防止にウォッカに入れて飲んだりうがい薬にしたりと薬の用に使われています。
八角もインフルエンザに効くと言われていて、他に山椒、月桂樹、クローブ、シナモン、生姜、陳皮(干したみかんの皮)を日本酒に漬けると、お正月に欠かせない屠蘇になります。漢方に基づく健康増進作用の天然の薬の様に使えます。

最近は香りの研究が進み.牛舎の消臭法として香りを利用する研究が行われています。
これは牛糞をチョコレートの匂いに変化させるという試みで、牛糞に含まれているインドールと言う香り成分を利用するのです。
このインドールは香しい白い花に微量含まれる成分で、クチナシ、ジャスミン、イランイランなど強く香る花には必ず入っている匂いです。良い香りと紙一重のような性質をうまく利用して、他の香料と混ぜていい香りに変えてしまうという画期的な試みです。

執行さん手作りのリンゴのパイと暖かい紅茶で一息いれて、後半は紅茶のお話に移ります。
紅茶を淹れる時、イギリスではよくポットの為にもう一杯といって茶葉を淹れますが、これは水が硬水だからというヨーロッパの事情で、日本は軟水が多く茶葉がよく広がるので、増やす必要は無いそうです。
沸かしたての熱いお湯を勢い良く注ぎ、ポットの中で茶葉が踊る様に3〜5分程蒸らせば、香り高い紅茶の出来上がり。

津福今町にある造園、ガーデニング設計施工をおこなう執行茂寿園、インザガーデンには、美肌やリフレッシュ、体調を整える効果のオリジナルブレンド紅茶が楽しめるカフェがあり、イギリスで買い付けて来たアンティークの家具や雑貨などとともにオリジナル紅茶も売っています。
参加した皆さん。素敵な香りに包まれて、くつろぎのひと時を過ごすことができました。

2012年12月25日
◆六ツ門大学スローフード講座Vol.9 豆腐のお話
湯豆腐のおいしい季節に、とっておきの豆腐のお話。
今月のスローフード講座、講師は久留米市山本町で新規開店の「おとうふ屋 凛」店主の堺 定浩さんです。

まずは豆腐の歴史からです。豆腐の発生は古代中国、8〜9世紀の唐代に遡ります。黄河流域では紀元前から煎り大豆をすりつぶし粥の様に煮て食べていて、それに塩を入れ固める様になったのが豆腐の始まりと言われています。
日本へは遣唐使が持ち帰り、奈良の神職の日記にとうふの記載があります。
その頃は“唐符”と書かれていて、豆は“魔滅”で悪い物を滅ぼすと言う意味合いがありました。
ちなみに豆腐の腐は中国ではプルプルする感じの物という意味がありますが、日本では腐るという意味もあるので豆富、豆府と標記することも。

次に材料の大豆について、注目の成分イソフラボンは女性ホルモンに似た作用があり、骨を強くしたり更年期の不調の緩和や肌の老化を改善する効果もあるといわれています。このほかコレステロール値の上昇を防ぐ大豆たんぱく、血液をサラサラにするサポニン、腸内善玉菌を増やすオリゴ糖や食物繊維など、大豆は様々な栄養成分が含まれていて食べるサプリメントといえるほどです。
凛で使っているのはフクユタカという種類の大豆です。
木綿とうふの80%、絹とうふの90%は水分ですので水も大事です。水は軟水が適していて、凛では耳納連山の水を使うことにこだわっています。
とうふを固める凝固剤について、酸凝固材と塩凝固剤があり、凛ではにがり(塩化マグネシウム)を使っています。にがりの入れ加減が豆腐職人の腕の見せ所だと堺さん。
豆腐の作り方は大豆を挽いて煮る「煮取り法」と大豆を挽いて搾り、出て来た豆乳で作る「生搾り法」の2つが有り、この辺りは煮取り法が多いようです。豆をすり真空釜で蒸気で炊上げ、しぼると豆乳とおからに分かれますが、今は搾り器が改良されて濃い豆乳とサラサラのおからができます。

豆腐の種類には木綿、絹、ザル、充填豆腐などがあります。木綿は豆乳ににがりを加え固まりかけたところで木綿をしいた型に入れて重しをかけ水分を適宜ぬいたもの、絹は豆乳をそのまま型に流してにがりを入れ固めたものです。
ざるは、にがりを入れた物をザルに揚げて水を切るので、固めに出来ます。充填豆腐は豆乳を一旦冷ましてにがりを入れ、袋に詰めてボイルしたもので日持ちがして大量生産が出来るのが特徴。以前は丸美屋のトントン豆腐と言う商品名の物があり今は男前豆腐という商品がありますね。
安く売られている豆腐の中には海外から豆乳状にした原材料を輸入して作っているものもあるようです。

最後に皆で電子レンジを使って簡単な豆腐を作りました。
お椀に入れた200gの豆乳ににがりを入れて軽く混ぜ、電子レンジで加熱すると、2分くらいで豆腐の出来上がり。
出来たて豆腐の試食は貴重な体験です。ほのかに甘い大豆の味がして、飛びきりおいしい豆腐でした。

とうふ屋凛の豆腐は久留米市山本町耳納1222-1の店舗と産直や蔵肆で販売しています。
店名の「凛」は、どんな時も凛としていたいとの堺さんの思いから名付けました。
皆さんぜひ、耳納の里の手作り豆腐を味わってみて下さい。

おとうふ屋 凛(TEL:0942−47−2220)
今月のスローフード講座、講師は久留米市山本町で新規開店の「おとうふ屋 凛」店主の堺 定浩さんです。

まずは豆腐の歴史からです。豆腐の発生は古代中国、8〜9世紀の唐代に遡ります。黄河流域では紀元前から煎り大豆をすりつぶし粥の様に煮て食べていて、それに塩を入れ固める様になったのが豆腐の始まりと言われています。
日本へは遣唐使が持ち帰り、奈良の神職の日記にとうふの記載があります。
その頃は“唐符”と書かれていて、豆は“魔滅”で悪い物を滅ぼすと言う意味合いがありました。
ちなみに豆腐の腐は中国ではプルプルする感じの物という意味がありますが、日本では腐るという意味もあるので豆富、豆府と標記することも。

次に材料の大豆について、注目の成分イソフラボンは女性ホルモンに似た作用があり、骨を強くしたり更年期の不調の緩和や肌の老化を改善する効果もあるといわれています。このほかコレステロール値の上昇を防ぐ大豆たんぱく、血液をサラサラにするサポニン、腸内善玉菌を増やすオリゴ糖や食物繊維など、大豆は様々な栄養成分が含まれていて食べるサプリメントといえるほどです。
凛で使っているのはフクユタカという種類の大豆です。
木綿とうふの80%、絹とうふの90%は水分ですので水も大事です。水は軟水が適していて、凛では耳納連山の水を使うことにこだわっています。
とうふを固める凝固剤について、酸凝固材と塩凝固剤があり、凛ではにがり(塩化マグネシウム)を使っています。にがりの入れ加減が豆腐職人の腕の見せ所だと堺さん。
豆腐の作り方は大豆を挽いて煮る「煮取り法」と大豆を挽いて搾り、出て来た豆乳で作る「生搾り法」の2つが有り、この辺りは煮取り法が多いようです。豆をすり真空釜で蒸気で炊上げ、しぼると豆乳とおからに分かれますが、今は搾り器が改良されて濃い豆乳とサラサラのおからができます。

豆腐の種類には木綿、絹、ザル、充填豆腐などがあります。木綿は豆乳ににがりを加え固まりかけたところで木綿をしいた型に入れて重しをかけ水分を適宜ぬいたもの、絹は豆乳をそのまま型に流してにがりを入れ固めたものです。
ざるは、にがりを入れた物をザルに揚げて水を切るので、固めに出来ます。充填豆腐は豆乳を一旦冷ましてにがりを入れ、袋に詰めてボイルしたもので日持ちがして大量生産が出来るのが特徴。以前は丸美屋のトントン豆腐と言う商品名の物があり今は男前豆腐という商品がありますね。
安く売られている豆腐の中には海外から豆乳状にした原材料を輸入して作っているものもあるようです。

最後に皆で電子レンジを使って簡単な豆腐を作りました。
お椀に入れた200gの豆乳ににがりを入れて軽く混ぜ、電子レンジで加熱すると、2分くらいで豆腐の出来上がり。
出来たて豆腐の試食は貴重な体験です。ほのかに甘い大豆の味がして、飛びきりおいしい豆腐でした。

とうふ屋凛の豆腐は久留米市山本町耳納1222-1の店舗と産直や蔵肆で販売しています。
店名の「凛」は、どんな時も凛としていたいとの堺さんの思いから名付けました。
皆さんぜひ、耳納の里の手作り豆腐を味わってみて下さい。

おとうふ屋 凛(TEL:0942−47−2220)
2012年10月26日
◆六ツ門大学SF講座Vol.7 塩麹、醤油麹で作る簡単メニュー
天高く馬肥ゆる秋!
涼しくなってくると食欲も増し、穫れたての美味しそうな食材を見るといろんなメニューが浮かんできて料理に力が入るこの頃です。
今月のスローフード講座は、味噌を造っている食考房つくしの秋吉さんに身体に良い麹を使って作る簡単レシピを教えてもらいます。

*秋吉さん親子
まずは何にでも使えて、一味もふた味も違いがでる塩麹作りから始めます。

米麹200gに塩をしっかりともみ込んで混ぜ、水200ccを入れて出来上がり。

1日1回混ぜながら1週間程で塾成したら使えます。
瓶に入れて密封すると発酵が進んでフタが飛ぶ事もあるので、しっかりしたビニール袋などで保存します。
塩麹は肉や魚を始め何にでも使え、漬けておくだけでその食材の旨味が格段に増す優れものです。もちろん身体に良い発酵食品。
次に同じ様にして醤油麹も作ります。米麹200gに醤油200cc程を混ぜるだけ。熟成したものを冷や奴にかけて試食したら飛びきりおいしかったです。

さて簡単レシピをご紹介。
その1…中力小麦粉200gを水で溶き、小口切りした小ネギをたくさん入れて、合わせ味噌大さじ2、塩麹大さじ1を混ぜて、天ぷらの様に油で揚げる。

ビールのつまみに最適!簡単なのにびっくりするくらい美味しい!!

その2…鶏の塩麹焼き

鶏もも肉や胸肉を塩麹に漬けて焼いたもの。麹は焦げやすいので、火加減に気をつけて。柔らかく、まろやかな味わいです。

その3…塩麹ドレッシング
塩麹、オリーブ油、醤油少々。好みでレモン、カボスなど柑橘系の果汁を混ぜる。サラダ、マリネ他にも使い方が広がります。

*秋吉さんの畑で穫れた西洋野菜のサラダ
この他、みそ汁に塩麹大さじ1を仕上げに入れると味に深みが出るなど簡単で美味しい使い方がいろいろ。
つくしの塩麹は道の駅くるめ、岩田屋久留米店地下食品売場などで販売しています。

食欲の秋、簡単で本格的な味が出せる塩麹を使ってオリジナル料理作り始めてみませんか。
涼しくなってくると食欲も増し、穫れたての美味しそうな食材を見るといろんなメニューが浮かんできて料理に力が入るこの頃です。
今月のスローフード講座は、味噌を造っている食考房つくしの秋吉さんに身体に良い麹を使って作る簡単レシピを教えてもらいます。

*秋吉さん親子
まずは何にでも使えて、一味もふた味も違いがでる塩麹作りから始めます。

米麹200gに塩をしっかりともみ込んで混ぜ、水200ccを入れて出来上がり。

1日1回混ぜながら1週間程で塾成したら使えます。
瓶に入れて密封すると発酵が進んでフタが飛ぶ事もあるので、しっかりしたビニール袋などで保存します。
塩麹は肉や魚を始め何にでも使え、漬けておくだけでその食材の旨味が格段に増す優れものです。もちろん身体に良い発酵食品。
次に同じ様にして醤油麹も作ります。米麹200gに醤油200cc程を混ぜるだけ。熟成したものを冷や奴にかけて試食したら飛びきりおいしかったです。

さて簡単レシピをご紹介。
その1…中力小麦粉200gを水で溶き、小口切りした小ネギをたくさん入れて、合わせ味噌大さじ2、塩麹大さじ1を混ぜて、天ぷらの様に油で揚げる。

ビールのつまみに最適!簡単なのにびっくりするくらい美味しい!!

その2…鶏の塩麹焼き

鶏もも肉や胸肉を塩麹に漬けて焼いたもの。麹は焦げやすいので、火加減に気をつけて。柔らかく、まろやかな味わいです。

その3…塩麹ドレッシング
塩麹、オリーブ油、醤油少々。好みでレモン、カボスなど柑橘系の果汁を混ぜる。サラダ、マリネ他にも使い方が広がります。

*秋吉さんの畑で穫れた西洋野菜のサラダ
この他、みそ汁に塩麹大さじ1を仕上げに入れると味に深みが出るなど簡単で美味しい使い方がいろいろ。
つくしの塩麹は道の駅くるめ、岩田屋久留米店地下食品売場などで販売しています。

食欲の秋、簡単で本格的な味が出せる塩麹を使ってオリジナル料理作り始めてみませんか。
2012年09月24日
◆六ツ門大学スローフード講座 Vol.6
スローフード講座9月のテーマはコンパニオンプランツ&生ゴミ堆肥で元気野菜作り
講師は末次自然農園の末次龍夫さんです。

協会理事長でもある末次さんは城島町青木島で末次自然農園を運営しています。
40代でサラリーマンから新規就農。菊池養生園の竹熊医師に影響を受け農薬や化学肥料に頼らず米や野菜を栽培しています。
今日のタイトルのコンパニオンは仲良くさせる、仲介するという意味で、野菜とハーブや花を一緒に植えて、お互いの相性や植物の持つ特性を活用して、農薬に頼らずに自然の力で虫や病気を防ぐ栽培法です。
中世ヨーロッパ、フランスではハーブを所々に植えるコンパニオンプランツの考え方を取り入れて食物を栽培していました。
では、コンパニオンプランツにはどんなものがあるかご紹介します。
トマト+バジル…バジルは水分を多く吸収するので、トマトの余分な水分を吸収し、トマトは甘くなる。
きゅうり+ネギ…ネギの根の微生物やネギの匂いが虫や病気を寄せ付けない。
なす+ほうれん草、人参+レタス、ニラ+セロリなどの組み合わせで互いに生育が良くなる。
キャベツ+レタス類、キャベツ+セロリ…青虫がつきやすいキャベツに、青虫がきらうレタスやセロリ、ニンニクを植える。レタスの切り口の白い液をモンシロチョウは嫌う。
但し、ニンニクと玉ネギの組み合わせは良くない。
他にもたくさんの組み合わせがあります。
末次農園はオリーブ、ローリエの木も植えています。
オリーブは葉にも薬効があり血圧を下げる作用があって、農園の気が落ち着くとも言われている。
花のマリーゴールドは養分水分の吸収を阻む根こぶ病の予防になる。
ほうれん草、小松菜の間ににらかねぎチャイブ。バジル×きゅうり。
うり、カボチャ、きゅうりの間には燕麦を植えるといい。
そうすればウリ葉虫が寄ってこない。
残念ながら農園のウリは7月の水害で長時間水につかり穫れなくなってしまった。

次に生ゴミ堆肥について話しましょう。
微生物を有効に使うやり方です。
米ぬかとEMを根にまくと微生物が増え、作物がよく育ちます。
普通は化学肥料+農薬を使い作物を育てるが、
末次自然農園ではその二つには頼らずに有機物と微生物の作用を最大限利用して野菜類を栽培しています。
わらや草など有機物を栄養として分解するには微生物が必要で微生物を取り入れて育った植物は構造自体が強くなります。
ミツバチの話
日本ミツバチ 果樹受粉には必ず必要。
セイタカアワダチソウの蜂蜜、実は一番おいしいと言われている。
れんげ米が近くにあるがミツバチが大量によってくる.
ある種の農薬がミツバチの減数に影響しているのではとの見解があるが、ミツバチ以外でもひきがえるやトノサマガエルも減っている。それを食べる小鳥も減っている。鳥については、キャベツなどを喰い荒らすヒヨドリもめっきり減っている。自然界の食物連鎖の中で何かが起きていないか、気がつくとおかしな環境になっているのではないか。
人の一生は高々100年だが、経過を長い目で見て行く必要があるのではと気がかりだ。
枯れる野菜と腐る野菜があるが二つの違いが分かりますか?
答えは微生物が介在しているかどうかで違ってきます。
腐るのは化学肥料栽培の野菜で、種まきから収穫までに2ヶ月とかからないものです。腐るので無く枯れる野菜とも言えるのが、微生物が作用した元気野菜で、その倍の生育期間が必要です。
生ゴミ堆肥は牛糞、腐葉土、米ぬかを混ぜて作る。
土の中の生きている微生物の作用でいい野菜ができる。
野菜屑、魚くずなどで腐っていないものを2センチほどに小さく切れば分解も早い。
丁寧に土を混ぜ、空気を入れてやる。発酵系の菌には空気が必要なので活発に働くようになる。
ブルーシートで覆い発酵させる。3日目に白い綿飴のような糸状のカビがでてくる。切り返し5日目にまた混ぜ返す。1週間でまた混ぜ返す。繰り返していくと約1ヶ月程で生ごみ堆肥が熟成する。土のいいにおいがしたら出来上がり。
ベジランド収穫とBBQ
今日は午後、中学生が農業体験に来る。くーみんテレビの取材もはいる予定。
土に触った事が無い人も居る。
近未来に食料は足りなくなるかも。そのときは自分で作ればいい。
米を作ればいいのでその手だてを教えようと思う。
40代で脳梗塞をおこし、体調崩して農業に取り組むきっかけとなったが
今の農法のやりがいと意義は強く感じていて広めて行きたい。
ミツバチの普及にも取り組みたい。
筑後川流域にミツバチの巣箱を設置してミツバチの里作りしたい。
200年後の地球環境保全を考えて、普及活動をやって行きたいと熱い思いも語りました。
講師は末次自然農園の末次龍夫さんです。

協会理事長でもある末次さんは城島町青木島で末次自然農園を運営しています。
40代でサラリーマンから新規就農。菊池養生園の竹熊医師に影響を受け農薬や化学肥料に頼らず米や野菜を栽培しています。
今日のタイトルのコンパニオンは仲良くさせる、仲介するという意味で、野菜とハーブや花を一緒に植えて、お互いの相性や植物の持つ特性を活用して、農薬に頼らずに自然の力で虫や病気を防ぐ栽培法です。
中世ヨーロッパ、フランスではハーブを所々に植えるコンパニオンプランツの考え方を取り入れて食物を栽培していました。
では、コンパニオンプランツにはどんなものがあるかご紹介します。
トマト+バジル…バジルは水分を多く吸収するので、トマトの余分な水分を吸収し、トマトは甘くなる。
きゅうり+ネギ…ネギの根の微生物やネギの匂いが虫や病気を寄せ付けない。
なす+ほうれん草、人参+レタス、ニラ+セロリなどの組み合わせで互いに生育が良くなる。
キャベツ+レタス類、キャベツ+セロリ…青虫がつきやすいキャベツに、青虫がきらうレタスやセロリ、ニンニクを植える。レタスの切り口の白い液をモンシロチョウは嫌う。
但し、ニンニクと玉ネギの組み合わせは良くない。
他にもたくさんの組み合わせがあります。
末次農園はオリーブ、ローリエの木も植えています。
オリーブは葉にも薬効があり血圧を下げる作用があって、農園の気が落ち着くとも言われている。
花のマリーゴールドは養分水分の吸収を阻む根こぶ病の予防になる。
ほうれん草、小松菜の間ににらかねぎチャイブ。バジル×きゅうり。
うり、カボチャ、きゅうりの間には燕麦を植えるといい。
そうすればウリ葉虫が寄ってこない。
残念ながら農園のウリは7月の水害で長時間水につかり穫れなくなってしまった。

次に生ゴミ堆肥について話しましょう。
微生物を有効に使うやり方です。
米ぬかとEMを根にまくと微生物が増え、作物がよく育ちます。
普通は化学肥料+農薬を使い作物を育てるが、
末次自然農園ではその二つには頼らずに有機物と微生物の作用を最大限利用して野菜類を栽培しています。
わらや草など有機物を栄養として分解するには微生物が必要で微生物を取り入れて育った植物は構造自体が強くなります。
ミツバチの話
日本ミツバチ 果樹受粉には必ず必要。
セイタカアワダチソウの蜂蜜、実は一番おいしいと言われている。
れんげ米が近くにあるがミツバチが大量によってくる.
ある種の農薬がミツバチの減数に影響しているのではとの見解があるが、ミツバチ以外でもひきがえるやトノサマガエルも減っている。それを食べる小鳥も減っている。鳥については、キャベツなどを喰い荒らすヒヨドリもめっきり減っている。自然界の食物連鎖の中で何かが起きていないか、気がつくとおかしな環境になっているのではないか。
人の一生は高々100年だが、経過を長い目で見て行く必要があるのではと気がかりだ。
枯れる野菜と腐る野菜があるが二つの違いが分かりますか?
答えは微生物が介在しているかどうかで違ってきます。
腐るのは化学肥料栽培の野菜で、種まきから収穫までに2ヶ月とかからないものです。腐るので無く枯れる野菜とも言えるのが、微生物が作用した元気野菜で、その倍の生育期間が必要です。
生ゴミ堆肥は牛糞、腐葉土、米ぬかを混ぜて作る。
土の中の生きている微生物の作用でいい野菜ができる。
野菜屑、魚くずなどで腐っていないものを2センチほどに小さく切れば分解も早い。
丁寧に土を混ぜ、空気を入れてやる。発酵系の菌には空気が必要なので活発に働くようになる。
ブルーシートで覆い発酵させる。3日目に白い綿飴のような糸状のカビがでてくる。切り返し5日目にまた混ぜ返す。1週間でまた混ぜ返す。繰り返していくと約1ヶ月程で生ごみ堆肥が熟成する。土のいいにおいがしたら出来上がり。
ベジランド収穫とBBQ
今日は午後、中学生が農業体験に来る。くーみんテレビの取材もはいる予定。
土に触った事が無い人も居る。
近未来に食料は足りなくなるかも。そのときは自分で作ればいい。
米を作ればいいのでその手だてを教えようと思う。
40代で脳梗塞をおこし、体調崩して農業に取り組むきっかけとなったが
今の農法のやりがいと意義は強く感じていて広めて行きたい。
ミツバチの普及にも取り組みたい。
筑後川流域にミツバチの巣箱を設置してミツバチの里作りしたい。
200年後の地球環境保全を考えて、普及活動をやって行きたいと熱い思いも語りました。
2012年08月21日
◆六ツ門大学スローフード講座 Vol.5
8月のスローフード講座は17日(金)に不動産鑑定士の浅川博範さんを講師に「宅地・農地の評価と久留米市の地価推移について」のテーマでおこなわれました。

まず始めに、不動産の価格はどのように決まるかについて
不動産の価格は買い手と売り手のバランスで強い方に振れる。高くても買いたい、予定より安くても売りたいなどの度合いの強さで決まるので、客観的な指標とはなりにくい面があり公的な評価が必要となってくる。
公的価格は様々な省庁や行政機関が評価していて①地価公示価格(国交省)②地価調査価格(福岡県)③相続税路線価(国税庁)④固定資産税評価額(総務省、市町村)があり、個人での土地売買、訴訟や金融機関による担保額の査定、公共機関の用地買収時に利用される。
一つずつ説明すると①地価公示価格(国交省)は国交省が毎年3月下旬に発表しているもので、全国の調査地点で不動産鑑定士が評価した価格に基づいている。久留米市では宅地36地点、商業地16地点工業地2地点を浅川さんが評価決定している。
久留米市六ツ門大学前の商業地地価の推移を例に説明するとS56〜H24までのデータではS56年が600,000円/㎡だったのが、バブル期のH3年がピークで1,210,000円/㎡と急上昇。(前年比17〜19%も上昇)バブルの崩壊とともに下がり、H7〜8年頃になると郊外型商業施設の建設が始まり、市中心地の価格が下がり始める。H24年現在、118,000円/㎡とバブル期の10分の1となっている。郊外型商業施設エリアが高い時期はまだ続くが、ライフスタイルの変化とともに変わってくることもある。
一方宅地については、高かった櫛原エリアがH10年坪単価161,000円と高値ピークでH15〜16年より下がり始め、今は首位ではなくなっている。理由は駅、主要交通機関から遠いなどがある。代わって今地価が高いのは、花畑駅周辺区画整理エリアで、坪40万円前後で取引されているところもある。
②地価調査価格(福岡県)は各都道府県が毎年7月に調査地点の価格を公表するもので、国交省の地価公示とは相互に補う関係にある。
③相続税路線価(国税庁)は不動産鑑定士による評価額などを基準に国税庁が7月に公表する。これを基に税理士が相続税額を決めたり銀行の担保評価に利用されている。
④固定資産税評価額(総務省、市町村)不動産鑑定士による鑑定評価を基に決める。不動産取得税、金融期間の担保評価に利用。あくまで課税のための評価額なので実際の売り買いの額とは変わってくる。
この4つの公的価格でなぜ地価が違うのかというと、基準となるのが公示価格・基準地価格でこれを100%とすると、相続税路線価がその80%、固定資産税評価額が70%の位置づけとなっているからだ。

宅地の価格を決める要因としては道路の幅など街路条件、最寄り駅など交通機関への距離、環境条件、建ぺい率など行政的条件などがある。久留米市では合併後新市となったエリアで三潴町は評価が上がり気味である。理由は西鉄沿線の利便性による。田主丸は交通機関が無いので逆に下がっている。北野は甘木線があるので、下落は収まっていると言える。
では、宅地の評価はどのように決めるのかというと、実施の取引事例を参考にする。家賃収入、事業売り上げを基にする。他に分譲マンションの販売価格から諸経費を引く開発法、土木業者による造成価格を基にする積算法などを参考にして決めている。
一方、農地の評価はどのように決まるのか、価格の基準になるのは固定資産税評価額である。それに気候、地形、土壌、水などの自然要因や災害要因、収益や市場などの経済的要因が加味される。実際には農地の取引事例や米・麦の収益を基準にして算定し評価している。

最後に、今後の不動産の評価や流れを予測すると、
急速な少子高齢社会により買い手が減少、不動産は供給過多となり、結果値下がりする。地方都市では地価の下落が続く。
土地神話の崩壊により更地の価値が低くなる。日本ではこれまで更地に価値を置きこだわってきたが、今後は欧米の様に建物の収益性によって価値を上げるという方向になって行く。
中古住宅流通の強化(リノベーションにより不動産価値を上げる)
地域で価格の二極分化が進む。(私鉄沿線、駅近くは有利)
市中心部は建物建設より駐車場として運用が有利。大手業者による一括借り上げが更に安全、効率的である。
消費税増税前の需要が予想されるのでマンションや戸建住宅用地は強い。
全国的にメガソーラー建設が進み始めているので、その建設用地として貸すという新しい動きも出て来ている。
これらの助言を聞いて終了しました。

まず始めに、不動産の価格はどのように決まるかについて
不動産の価格は買い手と売り手のバランスで強い方に振れる。高くても買いたい、予定より安くても売りたいなどの度合いの強さで決まるので、客観的な指標とはなりにくい面があり公的な評価が必要となってくる。
公的価格は様々な省庁や行政機関が評価していて①地価公示価格(国交省)②地価調査価格(福岡県)③相続税路線価(国税庁)④固定資産税評価額(総務省、市町村)があり、個人での土地売買、訴訟や金融機関による担保額の査定、公共機関の用地買収時に利用される。
一つずつ説明すると①地価公示価格(国交省)は国交省が毎年3月下旬に発表しているもので、全国の調査地点で不動産鑑定士が評価した価格に基づいている。久留米市では宅地36地点、商業地16地点工業地2地点を浅川さんが評価決定している。
久留米市六ツ門大学前の商業地地価の推移を例に説明するとS56〜H24までのデータではS56年が600,000円/㎡だったのが、バブル期のH3年がピークで1,210,000円/㎡と急上昇。(前年比17〜19%も上昇)バブルの崩壊とともに下がり、H7〜8年頃になると郊外型商業施設の建設が始まり、市中心地の価格が下がり始める。H24年現在、118,000円/㎡とバブル期の10分の1となっている。郊外型商業施設エリアが高い時期はまだ続くが、ライフスタイルの変化とともに変わってくることもある。
一方宅地については、高かった櫛原エリアがH10年坪単価161,000円と高値ピークでH15〜16年より下がり始め、今は首位ではなくなっている。理由は駅、主要交通機関から遠いなどがある。代わって今地価が高いのは、花畑駅周辺区画整理エリアで、坪40万円前後で取引されているところもある。
②地価調査価格(福岡県)は各都道府県が毎年7月に調査地点の価格を公表するもので、国交省の地価公示とは相互に補う関係にある。
③相続税路線価(国税庁)は不動産鑑定士による評価額などを基準に国税庁が7月に公表する。これを基に税理士が相続税額を決めたり銀行の担保評価に利用されている。
④固定資産税評価額(総務省、市町村)不動産鑑定士による鑑定評価を基に決める。不動産取得税、金融期間の担保評価に利用。あくまで課税のための評価額なので実際の売り買いの額とは変わってくる。
この4つの公的価格でなぜ地価が違うのかというと、基準となるのが公示価格・基準地価格でこれを100%とすると、相続税路線価がその80%、固定資産税評価額が70%の位置づけとなっているからだ。

宅地の価格を決める要因としては道路の幅など街路条件、最寄り駅など交通機関への距離、環境条件、建ぺい率など行政的条件などがある。久留米市では合併後新市となったエリアで三潴町は評価が上がり気味である。理由は西鉄沿線の利便性による。田主丸は交通機関が無いので逆に下がっている。北野は甘木線があるので、下落は収まっていると言える。
では、宅地の評価はどのように決めるのかというと、実施の取引事例を参考にする。家賃収入、事業売り上げを基にする。他に分譲マンションの販売価格から諸経費を引く開発法、土木業者による造成価格を基にする積算法などを参考にして決めている。
一方、農地の評価はどのように決まるのか、価格の基準になるのは固定資産税評価額である。それに気候、地形、土壌、水などの自然要因や災害要因、収益や市場などの経済的要因が加味される。実際には農地の取引事例や米・麦の収益を基準にして算定し評価している。
最後に、今後の不動産の評価や流れを予測すると、
急速な少子高齢社会により買い手が減少、不動産は供給過多となり、結果値下がりする。地方都市では地価の下落が続く。
土地神話の崩壊により更地の価値が低くなる。日本ではこれまで更地に価値を置きこだわってきたが、今後は欧米の様に建物の収益性によって価値を上げるという方向になって行く。
中古住宅流通の強化(リノベーションにより不動産価値を上げる)
地域で価格の二極分化が進む。(私鉄沿線、駅近くは有利)
市中心部は建物建設より駐車場として運用が有利。大手業者による一括借り上げが更に安全、効率的である。
消費税増税前の需要が予想されるのでマンションや戸建住宅用地は強い。
全国的にメガソーラー建設が進み始めているので、その建設用地として貸すという新しい動きも出て来ている。
これらの助言を聞いて終了しました。
2012年06月21日
◆六ツ門大学スローフード講座 Vol. 3
6月のスローフード講座は久留米市田主丸で西洋野菜を栽培しているゆたか園の石井豊勝さんが農業の取り組みや自分の思いについて語りました。

石井さんはサラリーマンを経て就農。農業大学で学問的に農業を履修し、更に多くのことを農家の方から実体験を通して学び、7年前に本格的に農業を始めました。
今直面しているTTP(環太平洋連携協定)のことや農薬にも言及。農薬はだめという固定観念があるが、日本で使われている農薬は人体に悪影響を及ぼすものではないこと。
有機栽培のメリットは自然の養分をうまく使って栽培していて、大変日持ちの良い元気な野菜がとれること。

受講生の皆さん、石井さんが持参した西洋野菜の名前、食べ方を熱心に聞き、途中のリフレッシュタイムでは自家栽培のレモングラス、ステビア(甘味料)のハーブティをいただきました。
ほんの少量のステビアがこんなに甘いとは驚きです。

爽やかな初夏のハーブティ

キュウリ・インゲン豆・茄子・珍しい白なす

紫キャベツ・アティチョーク(西洋あざみ)・ズッキーニ
TTPのこともあり後継者が更に減るのではという不安もあるが、石井さんは若手の就農者が増えることに期待しています。
自分がやっている農業が他の若い人たちに楽しく見え、やってみたいと思ってもらえる様にと考え、スローフードにも取り組んでいます。

紫玉ネギ・ジャガイモ
一方で新規就農のネックになっているのが土地探しが難しいなどの問題です。遊休地の貸し出しなどやりやすいシステムを作ることが必要でまだまだ課題が多いとも言えます。
石井さんが今取り組んでいるのが、都市部の人たちに農園へ来てもらい実際に見て触れて感じてもらうことです。
そのために野菜の収穫体験やとれた作物でのバーベキューなど、いろいろやってみて農業のファンを増やしたいと考えています。
石井さんはサラリーマンを経て就農。農業大学で学問的に農業を履修し、更に多くのことを農家の方から実体験を通して学び、7年前に本格的に農業を始めました。
今直面しているTTP(環太平洋連携協定)のことや農薬にも言及。農薬はだめという固定観念があるが、日本で使われている農薬は人体に悪影響を及ぼすものではないこと。
有機栽培のメリットは自然の養分をうまく使って栽培していて、大変日持ちの良い元気な野菜がとれること。
受講生の皆さん、石井さんが持参した西洋野菜の名前、食べ方を熱心に聞き、途中のリフレッシュタイムでは自家栽培のレモングラス、ステビア(甘味料)のハーブティをいただきました。
ほんの少量のステビアがこんなに甘いとは驚きです。
爽やかな初夏のハーブティ
キュウリ・インゲン豆・茄子・珍しい白なす
紫キャベツ・アティチョーク(西洋あざみ)・ズッキーニ
TTPのこともあり後継者が更に減るのではという不安もあるが、石井さんは若手の就農者が増えることに期待しています。
自分がやっている農業が他の若い人たちに楽しく見え、やってみたいと思ってもらえる様にと考え、スローフードにも取り組んでいます。
紫玉ネギ・ジャガイモ
一方で新規就農のネックになっているのが土地探しが難しいなどの問題です。遊休地の貸し出しなどやりやすいシステムを作ることが必要でまだまだ課題が多いとも言えます。
石井さんが今取り組んでいるのが、都市部の人たちに農園へ来てもらい実際に見て触れて感じてもらうことです。
そのために野菜の収穫体験やとれた作物でのバーベキューなど、いろいろやってみて農業のファンを増やしたいと考えています。
2012年05月20日
◆六ツ門大学スローフード講座 Vol. 2
風薫る5月となりました。スローフード講座、今月はチーズソムリエ高田芳恵さんの
チーズにまつわる様々なお話とチーズの美味しい食べ方をご紹介します。

まずはチーズになる前の牛乳について、高温で殺菌するホモジナイズ、低温殺菌のノンホモ牛乳と2種類を飲み比べてみました。なめらかで飲みやすいホモジナイズに比べて、ノンホモの方は色も濃く、ほのかに草のにおいがしてより自然な感じです。

その牛乳から、生クリーム、バター、ヨーグルト、チーズなど様々な乳製品が生まれます。
ナチュラルチーズと一口に言ってもフレッシュ、白カビ、青カビ、ウォッシュ、セミハード、ハードと分別されていて、それぞれに国や地域によってたくさんの種類のチーズがあります。
モツァレラ、カマンベール、ブルー、パルメジャーノくらいは頭に浮かびますが、
とてもとても、ここには書ききれないくらいの種類の多さです。

モツァレラチーズとサーモン
チーズも発酵食品です。日本の代表的な発酵食品の味噌のように地域で独自のものが
たくさんあり、その土地の風土や気候にあった製造法を今も変わらず守り続けている
そんな印象を受けました。
フランスノルマンディー地方は「カマンベールdeノルマンディ」と地域ブランドとして打ち出し特産のリンゴ酒シードルと一緒に味わう楽しみ方をPRしている。
チーズフォンデュも日本ではグリエールやエメンタールチーズが一般的ですが、
フランスではカマンベールやコンテなどその土地のチーズを使って作るチーズ鍋という感じです。
その土地のチーズにその土地の食材を合わせた食べ方をしている事を聞くと
地域の伝統食は日本でも世界でも同じように食べつがれ守られている事がわかりました。
後半は、九州産のチーズ、ゆたか園石井さんの野菜を使ったオープンサンドウィッチを
思い思いに作って試食。

ゆたか園の洋野菜
佐賀ヨコオ牧場、熊本玉名牧場、阿蘇ミルク牧場、宮崎ダイワファーム
九州にもオリジナルチーズを作っているチーズ工房があることを知りました。

九州産のチーズ
最後に皆さんが盛り付けたとっても美味しそうな一枚を、どうぞ召し上がれ!

チーズにまつわる様々なお話とチーズの美味しい食べ方をご紹介します。

まずはチーズになる前の牛乳について、高温で殺菌するホモジナイズ、低温殺菌のノンホモ牛乳と2種類を飲み比べてみました。なめらかで飲みやすいホモジナイズに比べて、ノンホモの方は色も濃く、ほのかに草のにおいがしてより自然な感じです。
その牛乳から、生クリーム、バター、ヨーグルト、チーズなど様々な乳製品が生まれます。
ナチュラルチーズと一口に言ってもフレッシュ、白カビ、青カビ、ウォッシュ、セミハード、ハードと分別されていて、それぞれに国や地域によってたくさんの種類のチーズがあります。
モツァレラ、カマンベール、ブルー、パルメジャーノくらいは頭に浮かびますが、
とてもとても、ここには書ききれないくらいの種類の多さです。
モツァレラチーズとサーモン
チーズも発酵食品です。日本の代表的な発酵食品の味噌のように地域で独自のものが
たくさんあり、その土地の風土や気候にあった製造法を今も変わらず守り続けている
そんな印象を受けました。
フランスノルマンディー地方は「カマンベールdeノルマンディ」と地域ブランドとして打ち出し特産のリンゴ酒シードルと一緒に味わう楽しみ方をPRしている。
チーズフォンデュも日本ではグリエールやエメンタールチーズが一般的ですが、
フランスではカマンベールやコンテなどその土地のチーズを使って作るチーズ鍋という感じです。
その土地のチーズにその土地の食材を合わせた食べ方をしている事を聞くと
地域の伝統食は日本でも世界でも同じように食べつがれ守られている事がわかりました。
後半は、九州産のチーズ、ゆたか園石井さんの野菜を使ったオープンサンドウィッチを
思い思いに作って試食。
ゆたか園の洋野菜
佐賀ヨコオ牧場、熊本玉名牧場、阿蘇ミルク牧場、宮崎ダイワファーム
九州にもオリジナルチーズを作っているチーズ工房があることを知りました。
九州産のチーズ
最後に皆さんが盛り付けたとっても美味しそうな一枚を、どうぞ召し上がれ!
2011年08月23日
◆スローフード講座

スローフード協会事務局スタッフ カオリンです。
8/19六ツ門大学スローフード講座の内容です。
今月の講師は、野村 勝浩さん
久留米市太郎原町で
ほうれん草、小松菜、水菜、スイートコーン、ヤーコン、じゃがいも等・・・生産されています。
内容は・・・
現在の農業状況を見つめて。
3月の震災の影響で野菜の価格の値上がりとともに、買い控えが発生している・・・
同じ生産者として、一夜にして全てが流されてしまい・・・言葉にできない。
3月以降〇〇の野菜ありますか?と問い合わせが多いとの事。
古米の買占めや、野菜の高騰か進むなか
私達に出来ることは在来種の守りながら、コツコツと生産することだ・・・と
震災の影響を口にされ、復興を強く願っておられました。

野村さんのスイートコーン。
約3000本植え付けし、今年の収穫祭は雨の中約600人の方にお越しいただきましたと
喜びの声も。このように粒のそろったスイートコーンを栽培するには、
生でも食べられる=無農薬。1本ずつ手作業で害虫を除去されるそう。
現在は様々な農薬があるが、野村農園では 無農薬栽培にこだわり、
農薬=天敵の害虫の手法を取り入れより安全に食べられる野菜作りを目指しています、と野村さん。

野村農園ほうれん草のつかみ取り ツバキフェアでの一枚。
「私が作った安心な野菜です!!柔らかくて美味しいよ」「こうやって食べるといいよ」
と販売させていただきました。
お客様と向き合い、会話しながら販売できる環境作りに力を入れています、と野村さん。
最後には家庭菜園でのワンポイントアドバイスもお聞かせいただきました。
ありがとうございました。
2011年08月18日
◆明日はSF講座のひ

こんにちは
スローフード協会筑後平野事務局 スタッフカオリンです。
お盆があけるとそろそろ夏の疲れが出できますね。
そんな時こそ・・・
夏野菜の力で元気になりましょう!!
トマ ト・・・免疫力を高めます
な す・・・体を冷やしてくれます
オク ラ・・・胃を優しく守ってくれます
ピーマン・・ 風邪予防、肌荒れに効果があります
明日は六ツ門大学スローフード講座の日!!
講師は 野村 勝浩さん
内容は・・・現在の農業状況もついて・新しい野菜の栽培方法
久留米市太郎原町でヤーコン、スイートコーン、小松菜、ほうれん草、じゃがいも・・・などなど
栽培されています。6月の現地体験講座ではスイートコーン収穫祭でお世話になりました。
認定農業者でもある野村さんからは、野菜についてのアレコレ、お話が聞けちゃいます。
ご自宅で簡単に作れる野菜の栽培方法なども^^ぜひ参考にされてみてください。

NPO法人スローフード協会筑後平野
2011年07月19日
◆中島農産~循環型農業~

中島農産の”合鴨が育てたそうめん”美味です^^

こんにちは。
スローフード協会事務局スタッフカオリンです。
先日行われました~7月の六つ門大学SF講座。
7月の講師は
中島 陽子さん(中島農産の奥様)
三瀦郡大木町 中島農産
ご夫婦で地域循環型農業(養豚、野菜生産)をされてあります。
内容
地域循環型保全農業について・・・
循環型保全農業って難しい言葉が並んでいますが・・・
自然な流れですよ~と中島さん。
大木町はきのこの産地で有名ですが、
そのきのこが育った後に残る菌床オガクズだったり・・・
中島農産で飼育されてある、2200頭の豚の糞尿だったり・・・
その肥料を利用し、地域の農家へ、各家庭へと循環させ野菜の肥料となる。
こうした地域循環型農業をなされています。
地域の資源を活用し、有機肥料にし、また農産物の栄養として土に返す・・・
大木町での循環型農業の先駆者的存在の中島さんご夫婦です。

循環型農業の傍ら”食育”活動にも力を入れてあります。
道の駅大木内で地産地消のレストランを経営、
農地へ子供たちの招き農業体験をされてあったりと多方面でご活躍されています。
子供たちから
美味しかったよ~楽しかったよ~ありがとうなど
素直な言葉をもらい、また力が湧いてきます、と中島さん。

中島さんのところでできたそうめんの試食も用意いただきました。
合鴨農法で米、麦を生産されてあります。
無農薬の麦で作ったそうめん。無農薬の麦なのでほんのり茶色です。

中島さんのご活動を写真で紹介いただきました。
どの中島さんも素敵な笑顔で光っていました。
2011年06月17日
◆ジャージー牛乳で作ったカッテージチーズ

出来立て・アツアツ・ふわふわのカッテージチーズ^^
こんにちは スローフード協会筑後平野事務局スタッフカオリンです。

先日お知らせしました、カッテージチーズ作り講座。
講師は森光牧場 森光 力さんご夫婦
久留米市北野町で牧場を営んであります。現在牧場では130頭の牛を飼育してあるそうです。
1頭の牛から、牛乳がとれるまでには、3年もかかるとの事。(母牛の胎内にいる期間を含めて)
「現代は物で溢れていて物の価値が薄れてきている・・・
毎日の食卓に並ぶ、お野菜、お肉、卵・・・食せるまでにはどれも同じ歳月、同じ労力をかけて、
生産者の方達が愛情込めて作ってあります。その事をぜひ理解してほしい・・・」と森光さん。

まず、お鍋にジャージー牛の牛乳を入れていきます。
初めに今朝の搾りたて牛乳をいただいたのですが・・・
牛乳じゃない!!受講されたみなさん声をそろえて言われました。
確かに、アイスクリームの素のような濃厚、甘みがあり、かつさらっとした飲み心地でした。

牛乳を沸騰させ、お酢を適量入れ混ぜます。
すると・・・白いカタマリが浮かんできます。
そう、これがカッテージチーズです。(酪農家の方達は牛乳豆腐と呼ぶそう)

お皿に取り分けて、今回はお醤油をかけていただきます。
柚子コショウで食べるのも美味しいとの事。

この牛乳の奥には、森光さんご夫婦の愛情がたくさん込められています・・・
ありがとうございました。
森光さんの牛乳を使ったジェラート食べられます KURUME ジェラートさん
タグ :森光牧場スローフード協会筑後平野
2011年06月15日
◆6/17森光牧場さんの牛乳を使って・・・

こんにちは。
SF協会筑後平野事務局スタッフカオリンです。
6/17(金)10:30~12:00SF講座 六ツ門大学にて
”カッテージチーズ”が簡単に作れちゃいます。
久留米市北野町にあります、SF協会会員森光牧場の森光 力さん
の愛情込めて育てられている、牛の牛乳を使って作ります。
毎月SF講座を開催しています。
SF協会会員さんの得意分野のお話や、
会員さんが生産されている農産物を使用し、調理体験講座などを開催しております。
さてさて、どんなカッテージチーズができるのでしょうか?