2012年08月16日
◆ちくごの生産者が語るトークシリーズ『つば飛ばしぐっちょ!』
つば飛ばしぐっちょ!今年も開催。
第1回めは、8月7日(火)の13:30より久留米市通町にある元気計画Showroomにて行いました。
出演は末次自然農園 末次龍夫、野村農園 野村勝浩、原嶋製茶園 原嶋猛夫、でん一農場 田中良一、ゆたか園 石井豊勝、コーディネーターは田中美智子の皆さんです。

まずは、自己紹介を兼ねて今の取り組みなどについて
末次氏:脱サラ組でアスパラガスを中心に栽培している。40代始めの病気がきっかけで様々見直し、菊池養生園の竹熊氏にも影響を受けた。なるべく自然に微生物の作用をうまく使っていく農業をおこなっている。今はミツバチを使う農法も研究している。
原嶋氏:矢部村で30〜40年前は当時一本5千円もする杉を植林していたが父の代で茶の栽培を始めた。茶の苗から育てている。現在はこだわりの茶が少なくなり、消費者のニーズに左右される現状がある。緑茶、お配りしたふるふる緑茶その他、紅茶、ほうじ茶などを作っている。
田中氏:砂地栽培でトマトを作っている。被災して持参出来るものが何もないのでプランターのトマトを持参した。脱サラで就農。当時連作障害が起こっていて、土作りのためEM作りに参加したのがきっかけとなる。田んぼがあったので自分で始めることに。トマトの砂地栽培を行って感じるのは、農業はもの作りといえること。現代はもの作りから離れていっている時代なので農業の現場からもの作りをアピールしたい。砂地栽培法をさらに知らせたいと思いイベントなどにも参加、アピールしている。
野村氏:水菜小松菜スイートコーンなどを栽培。今、ヤーコン茶を作っている。6次産業の位置づけ。健康志向の中、機能性のある野菜を作る。マーケティング、販路拡大を目指して体験農場にも力を入れている。
石井氏:脱サラで新規就農した。アーティチョーク、ズッキー二、バジルほか様々な西洋野菜を作っている。今後は有機野菜も作りたい。飲食店へ直接卸している。

田中美智子氏:2006年より食にかかわってきた。今は料理の講師でさえ農業や農産物を知らなさ過ぎる。食(消費者)と生産者を結ばないとどんどん乖離してしまうと感じ、生産者としての声、生産現場をもっと知ってもらいたいと思っている。
野村氏:農家は職人肌なのでPRをあまりしない。しかし今はそれが必要である。子供たちへの食の啓発が必要だと思う。オクラや青シソは大量に扱っていると指の指紋が無くなってくることなど知っていますか。
原嶋氏:茶も指紋が無くなる。きゅうりを例にとると昔と今のきゅうりは違う。昔は表面にイガイガがあったが今のきゅうりには無い。消費者の好み動向に影響され、売れるものを画一的に作るようになった。良いものは作業に手間がかかる、一方では経済性も考えねばと難しい。
農業は作ったものが売れるなら楽しくストレスが無い。それは自分の判断で時間を決め、自分のやりたいようにやれるからで、やりがいがあると思う。今、ラーメン店で出す冷茶をという要望で作り始め展開している「ふるふる緑茶」に力を入れている。
石井氏:直売所中心に出荷しているが、販路広めたい。今作っているブラックチェリー種のトマトは料理長よりのオファーで作り始めたように、新種にも挑戦していきたい。
末次氏:野菜、農産品は旬があってしかるべきだ。年中出回っている状態だが、自分の体を健康的に維持するためには旬の野菜が必要。消費者は野菜に美味しく食べられる旬があることを知ってほしい。

今回の豪雨災害を踏まえてとこれから
野村氏:5年前にも被災したので、その時に無事だった土地にハウスを建てていた。そこは無事だったが、水田は水につかった。今年は米価が上がるだろう。
末次氏:毎年発生する夜燈虫は水につかるとだめになるので、虫害は少ないだろうが水田の被害は大きい。
原嶋氏:国道442号線が寸断されて今、家族と別々に暮らしている。受験を控えた子供と妻は学校の近くに自分は残って農作業を。矢部村もそうだが星野はさらに被害が深刻な状況だ。茶業は7月に選定をしないといけないが、道路が寸断していて機械を茶畑に入れられないところもある。
石井氏:足の故障で、遅れて畑を見に行った時には50cmくらい冠水していた。体調を整え、今後も積極的に展開して行く。
野村氏:自然を生かした農業を。また。自然との「共生」が大事である。今回の災害では改めて山のもつ働き、大切さを知った。山の保水力が減っているのでは、広葉樹を植えるなどして保水力や自然の力を備えた山作りが必要だ。
末次氏:今回、Facebookのつながりで災害の状況を刻々と知ることが出来た。農家もITツールを活用して農業をやるべきと思っている。保水政策についてもっと取り組んでほしい。
田中氏:地域の水路(クリーク)の管理をしているが、今回の災害で地域の人同士のつながり、連携が大切で力となると改めて感じた。

最後に
田中美智子氏:有明海の海苔生産者が星野村へ海苔を届けた。海も川を通して山の恩恵を受けていることの象徴だ。今日参加した方達も食について考え命を育むことの大切さをそれぞれが伝えていくことで、農業、生産者への協力者であってほしい。
末次氏:来年12月7〜8日に開催のテッラマードレでは山・海を含めて筑後平野を知ってほしい。山から海まで地域、環境は一体化していることなど広くアピールしたい。そのためには生産者は語ること。消費者と生産者がつながることが必要だ。スローフード協会筑後平野は畜産業を含め生産者の会員が多いのが特徴。筑後地域の食をどう考え伝えていくかの集大成としたい。

*やはり、予定時間をオーバーしてのつば飛ばしぐっちょとなりました。
その後は、それぞれ名刺交換・情報交換をおこない、会場に並んだ本日の出演者が育てた新鮮野菜を購入しつつ、さらに質問や意見交換が続きました。
この「つば飛ばしぐっちょ!」は第2回目、3回目も開催しますので、どうぞご期待を!
第1回めは、8月7日(火)の13:30より久留米市通町にある元気計画Showroomにて行いました。
出演は末次自然農園 末次龍夫、野村農園 野村勝浩、原嶋製茶園 原嶋猛夫、でん一農場 田中良一、ゆたか園 石井豊勝、コーディネーターは田中美智子の皆さんです。
まずは、自己紹介を兼ねて今の取り組みなどについて
末次氏:脱サラ組でアスパラガスを中心に栽培している。40代始めの病気がきっかけで様々見直し、菊池養生園の竹熊氏にも影響を受けた。なるべく自然に微生物の作用をうまく使っていく農業をおこなっている。今はミツバチを使う農法も研究している。
原嶋氏:矢部村で30〜40年前は当時一本5千円もする杉を植林していたが父の代で茶の栽培を始めた。茶の苗から育てている。現在はこだわりの茶が少なくなり、消費者のニーズに左右される現状がある。緑茶、お配りしたふるふる緑茶その他、紅茶、ほうじ茶などを作っている。
田中氏:砂地栽培でトマトを作っている。被災して持参出来るものが何もないのでプランターのトマトを持参した。脱サラで就農。当時連作障害が起こっていて、土作りのためEM作りに参加したのがきっかけとなる。田んぼがあったので自分で始めることに。トマトの砂地栽培を行って感じるのは、農業はもの作りといえること。現代はもの作りから離れていっている時代なので農業の現場からもの作りをアピールしたい。砂地栽培法をさらに知らせたいと思いイベントなどにも参加、アピールしている。
野村氏:水菜小松菜スイートコーンなどを栽培。今、ヤーコン茶を作っている。6次産業の位置づけ。健康志向の中、機能性のある野菜を作る。マーケティング、販路拡大を目指して体験農場にも力を入れている。
石井氏:脱サラで新規就農した。アーティチョーク、ズッキー二、バジルほか様々な西洋野菜を作っている。今後は有機野菜も作りたい。飲食店へ直接卸している。
田中美智子氏:2006年より食にかかわってきた。今は料理の講師でさえ農業や農産物を知らなさ過ぎる。食(消費者)と生産者を結ばないとどんどん乖離してしまうと感じ、生産者としての声、生産現場をもっと知ってもらいたいと思っている。
野村氏:農家は職人肌なのでPRをあまりしない。しかし今はそれが必要である。子供たちへの食の啓発が必要だと思う。オクラや青シソは大量に扱っていると指の指紋が無くなってくることなど知っていますか。
原嶋氏:茶も指紋が無くなる。きゅうりを例にとると昔と今のきゅうりは違う。昔は表面にイガイガがあったが今のきゅうりには無い。消費者の好み動向に影響され、売れるものを画一的に作るようになった。良いものは作業に手間がかかる、一方では経済性も考えねばと難しい。
農業は作ったものが売れるなら楽しくストレスが無い。それは自分の判断で時間を決め、自分のやりたいようにやれるからで、やりがいがあると思う。今、ラーメン店で出す冷茶をという要望で作り始め展開している「ふるふる緑茶」に力を入れている。
石井氏:直売所中心に出荷しているが、販路広めたい。今作っているブラックチェリー種のトマトは料理長よりのオファーで作り始めたように、新種にも挑戦していきたい。
末次氏:野菜、農産品は旬があってしかるべきだ。年中出回っている状態だが、自分の体を健康的に維持するためには旬の野菜が必要。消費者は野菜に美味しく食べられる旬があることを知ってほしい。

今回の豪雨災害を踏まえてとこれから
野村氏:5年前にも被災したので、その時に無事だった土地にハウスを建てていた。そこは無事だったが、水田は水につかった。今年は米価が上がるだろう。
末次氏:毎年発生する夜燈虫は水につかるとだめになるので、虫害は少ないだろうが水田の被害は大きい。
原嶋氏:国道442号線が寸断されて今、家族と別々に暮らしている。受験を控えた子供と妻は学校の近くに自分は残って農作業を。矢部村もそうだが星野はさらに被害が深刻な状況だ。茶業は7月に選定をしないといけないが、道路が寸断していて機械を茶畑に入れられないところもある。
石井氏:足の故障で、遅れて畑を見に行った時には50cmくらい冠水していた。体調を整え、今後も積極的に展開して行く。
野村氏:自然を生かした農業を。また。自然との「共生」が大事である。今回の災害では改めて山のもつ働き、大切さを知った。山の保水力が減っているのでは、広葉樹を植えるなどして保水力や自然の力を備えた山作りが必要だ。
末次氏:今回、Facebookのつながりで災害の状況を刻々と知ることが出来た。農家もITツールを活用して農業をやるべきと思っている。保水政策についてもっと取り組んでほしい。
田中氏:地域の水路(クリーク)の管理をしているが、今回の災害で地域の人同士のつながり、連携が大切で力となると改めて感じた。

最後に
田中美智子氏:有明海の海苔生産者が星野村へ海苔を届けた。海も川を通して山の恩恵を受けていることの象徴だ。今日参加した方達も食について考え命を育むことの大切さをそれぞれが伝えていくことで、農業、生産者への協力者であってほしい。
末次氏:来年12月7〜8日に開催のテッラマードレでは山・海を含めて筑後平野を知ってほしい。山から海まで地域、環境は一体化していることなど広くアピールしたい。そのためには生産者は語ること。消費者と生産者がつながることが必要だ。スローフード協会筑後平野は畜産業を含め生産者の会員が多いのが特徴。筑後地域の食をどう考え伝えていくかの集大成としたい。

*やはり、予定時間をオーバーしてのつば飛ばしぐっちょとなりました。
その後は、それぞれ名刺交換・情報交換をおこない、会場に並んだ本日の出演者が育てた新鮮野菜を購入しつつ、さらに質問や意見交換が続きました。
この「つば飛ばしぐっちょ!」は第2回目、3回目も開催しますので、どうぞご期待を!