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2012年06月21日

◆六ツ門大学スローフード講座 Vol. 3

6月のスローフード講座は久留米市田主丸で西洋野菜を栽培しているゆたか園の石井豊勝さんが農業の取り組みや自分の思いについて語りました。



石井さんはサラリーマンを経て就農。農業大学で学問的に農業を履修し、更に多くのことを農家の方から実体験を通して学び、7年前に本格的に農業を始めました。

今直面しているTTP(環太平洋連携協定)のことや農薬にも言及。農薬はだめという固定観念があるが、日本で使われている農薬は人体に悪影響を及ぼすものではないこと。

有機栽培のメリットは自然の養分をうまく使って栽培していて、大変日持ちの良い元気な野菜がとれること。



受講生の皆さん、石井さんが持参した西洋野菜の名前、食べ方を熱心に聞き、途中のリフレッシュタイムでは自家栽培のレモングラス、ステビア(甘味料)のハーブティをいただきました。
ほんの少量のステビアがこんなに甘いとは驚きです。


 爽やかな初夏のハーブティ


 キュウリ・インゲン豆・茄子・珍しい白なす


 紫キャベツ・アティチョーク(西洋あざみ)・ズッキーニ

TTPのこともあり後継者が更に減るのではという不安もあるが、石井さんは若手の就農者が増えることに期待しています。
自分がやっている農業が他の若い人たちに楽しく見え、やってみたいと思ってもらえる様にと考え、スローフードにも取り組んでいます。


 紫玉ネギ・ジャガイモ

一方で新規就農のネックになっているのが土地探しが難しいなどの問題です。遊休地の貸し出しなどやりやすいシステムを作ることが必要でまだまだ課題が多いとも言えます。

石井さんが今取り組んでいるのが、都市部の人たちに農園へ来てもらい実際に見て触れて感じてもらうことです。
そのために野菜の収穫体験やとれた作物でのバーベキューなど、いろいろやってみて農業のファンを増やしたいと考えています。

  


Posted by りじ at 23:17Comments(0)SF講座