ヤーコン収穫とジャガイモ植え付け 農業体験ツアーその9
立春過ぎの春めいた日差しの中で行われた2月の農業体験はヤーコンの収穫とジャガイモ植え付け、受け入れと指導は久留米市太郎原の野村農園、野村勝浩さんです。
この辺りの土地はよく肥えていて野菜の栽培が盛んなところです。今回収穫するヤーコンはまだあまりなじみが無いと思いますが、南米アンデスが原産のキク科の植物です。九州では那珂川町や菊池市が主な栽培地で、ごぼうの様に秋にオレンジ色の花が咲き、根の部分がサツマイモの様に大きくなります。
生で食べると梨のようなシャキシャキした食感で、寒い時期に蔗糖が果糖に変わるので果物のような甘みが有ります。調理法としてはキンピラ、かき揚げなど煮る、炒める、揚げるなど多様です。久留米市では学校給食にも使われています。
血糖値を下げるなどの作用も有るため健康食品のような扱いにもなります。
グループに分かれて株ごと引き抜いて収穫です。穫れたいもの大株をばらして一個一個に個分けして持ち帰ります。
続いてジャガイモの植え付けを行いました。
小振りで断面が濃い黄色のジャガイモ「インカの目覚め」を霜で枯れない様にマルチを敷いたビニールトンネルの中に
深さ10cmほどの穴をあけて出来るだけ深く植えます。
土をかぶせて元肥を多めにやり、収穫は6月梅雨前頃の予定です。野村さんの説明を一通り聞いた後に、六畝を植え付けしました。
皆さん、分業したり声かけ合ったりとチームワーク良く作業が進んでいきました。
十分空腹になったところで昼食会場の久留米ふれあい農業公園へ移動します。
久留米道の駅ほとめき庵が作る地元の米や野菜を使った弁当と大根、サツマイモほかの具沢山のみそ汁をいただきます。
メニューは、おからコロッケ、キャベツの甘酢、昆布煮、白菜のごま和え、大根の田楽、根菜煮と野村さんのヤーコンの塩麹キンピラと特別栽培米玄米ごはんです。
農作業の後のお昼ごはんの味は格別でした。土に触れて、土から生まれた物を食すことにより生産した人や生み出す大地に感謝し、自然や環境を守っていくことの大切さに気づいてもらえたらと願います。
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